キックボクシング
レポート

【KNOCK OUT】ぱんちゃん璃奈がチンロンのガッツに苦戦も判定勝ち、中島弘貴が復活のKO勝ち、大谷翔司が鮮やかKO、10年ぶり復帰のTaCaが熱戦で勝利もぎ取る

2023/04/22 19:04

▼第5試合 KNOCK OUT-REDスーパーフライ級 3分3R延長1R
○乙津 陸(クロスポイント吉祥寺)
判定3-0 ※30-28×3
×優心(NJKF京都野口GYM)


 乙津は2021年10月にプロデビュー以来6勝(3KO)1敗の18歳ホープ。2022年6月には新宿FACE大会のメインイベントを務め、NJKFフライ級1位の谷津晴之を試合終了直前にKOしてみせ、10月には酒井柚樹と大熱戦を展開して「10年に1試合くらいの勝負を見せてもらった」と宮田充KNOCK OUTプロデューサーに言わしめた。12月には第2代KNOCK OUT-REDスーパーフライ級王座決定戦に臨んだが、心直に判定で敗れてプロ初黒星。今回が再起戦となる。


 優心は4歳よりムエタイを始め、アマチュアで120戦以上を経験。プロデビュー後はNJKFを主戦場にして様々な団体に出場。2020年8月のRIZINでは吉成名高と対戦してTKO負けしている。


 1R、優心はジャブ、乙津はジャブの後にローとミドルを蹴る。右ミドルを蹴って来る優心に乙津はジャブからロー、ローからジャブと上下へ攻撃を散らせていった。


 2R、ジャブとローの距離で戦う両者。乙津は三日月も蹴る。優心は一度離れて飛び込んでのパンチも見せるが、乙津は動じずジャブから蹴り、蹴りからジャブを繰り返す。


 3R、優心の右ハイに右ボディからの左右フックとコンビネーションを回転させる乙津。優心は飛び込んでのヒジ、左右ミドルを繰り出すも乙津はかわしてのパンチ、ローと相手の攻撃を受けない。綺麗に左ミドルを決めた乙津は最後にパンチをまとめて優勢を印象付け、試合終了と同時に両手を広げて勝利をアピール。優心は逆にうなだれてコーナーへ戻った。


 判定は3-0で乙津の完勝。再起戦を勝利で飾った。

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