▼第8試合 KNOCK OUT-BLACK -63.0kg契約 3分3R延長1R
○鈴木宙樹(クロスポイント吉祥寺)
判定2-0 ※30-29、29-29、29-28
×REITO BRAVELY(BRAVELY GYM)
鈴木は右ストレートに必殺の威力を秘めたホープとして、2019年6月に11戦無敗のままREBELS-BLACK 60kg級王座に就いた。8月には元WBCムエタイ日本統一スーパーフェザー級王者・琢磨も初回TKOに破り、2020年2月にはピラオ・サンタナに判定勝ちして初防衛に成功。弟の鈴木千裕と共に“倒し屋兄弟”として注目を集めるも、13勝(8KO)無敗の戦績を残してボクシングに転向。2021年12月にプロデビュー戦を行って初回KO勝ちを収めたが、10月にキックボクシングに復帰。西岡蓮太に判定で敗れ、プロ初黒星を喫した。12月にモンダムを2Rに3度ダウンさせてのKO勝ちで再起を飾ると、今年2月に『ONE FRIDAY FIGHTS 4』に出場。ファリヤ・アミプールと判定2-1の接戦で惜敗した。戦績は14勝(9KO)2敗。
REITOはジュニアムエタイで三冠王となり、16歳でプロデビュー。2019年10月にKOSスーパーフェザー級王座、2020年12月にはM-1 JAPANライト級王座を獲得。2022年4月のKNOCK OUT初参戦ではM-1世界ライト級王者スアレック・ルークカムイから得意の左ストレートでKO勝利を収めている。また、2022年10月のRIZINではわずか34秒、左ハイキックでTKO勝ちを収めた。戦績は13勝(6KO)4敗5分。
1R、じりじりと前へ詰めていく鈴木はサウスポーのREITOが左ミドルを蹴ると右インローを返していく。REITOは右インローから左ストレート。鈴木の右ミドルには左右フックを打ち返す。REITOはサウスポーの定石である右回りではなく左へ回る。REITOの左三日月、鈴木はインローを返す。
2R、距離を詰める鈴木が右の強打を叩きつけていく。左へ回り込むREITOはステップで離れようとするが鈴木は詰める。左ミドルにはしっかりと右インローを返していく鈴木。詰められるREITOだが、鈴木が手を出す前にワンツーや蹴りで先手を打って行った。
3Rも詰めていく鈴木が左フックから右ストレート、右ミドル、右ヒザ。右ストレートを打ち抜くとREITOが下がる。ヒザを突き刺し、右ストレートを打つ鈴木だが、REITOも左ミドルで粘る。最後まで詰めていった鈴木だが、REITOを捉えきることは出来なかった。