キックボクシング
インタビュー

【RISE】“怖いお姉さん”平岡琴「オープンフィンガーは想像以上に痛くなかった(笑)。打ち合いの中で倒したい」

2023/04/20 13:04
【RISE】“怖いお姉さん”平岡琴「オープンフィンガーは想像以上に痛くなかった(笑)。打ち合いの中で倒したい」

2度目のオープンフィンガーグローブマッチに臨む平岡

 2023年4月21日(金)東京・後楽園ホール『RISE 167』にて、菊地美乃里(GONG-GYM坂戸)とオープンフィンガーグローブマッチ女子-46kg契約3分3Rで対戦するアトム級2位・平岡琴(TRY HARD GYM)のインタビューが主催者を通して届いた。

 平岡は2022年12月にはRISE女子初のOFGマッチに臨んで扉を開いたが、小林愛理奈に判定で敗れた。今回は2戦目のOFGマッチとなる。

女子オープンフィンガーグローブマッチは私が先頭を切って盛り上げる


――去年は2勝1敗で終わりましたが1年を振り返ってみてどうですか?

「最後に負けてしまったので良くはなかったですけど、オープンフィンガーグローブ(以下OFG)を始められたことは良かったです」

――最後の試合が女子で初めてのOFGの試合でしたが課題はありましたか?

「どんなものか分からなかったのでやってみて気付いたことが色々ありました。OFGが自分に向いているなと感じましたし、想像以上に痛くなかったです(笑)。最後に1発でひっくり返されてしまうことがあるので、そこを今後は気を付けていきたいです」

――通常のボクシンググローブとOFGのグローブではパンチの質感に違いは感じましたか?

「表面が固くて痛いですね。でも(通常のグローブも)4ozなのでそんなに変わらない気もしますが、6ozと比べると痛いです」

――試合後にダメージは残りやすいですか?

「ダウンしたという事もあり、頭が痛かったり気持ち悪くなったりしました。表面上で言うとちょっと歯がグラグラしたくらいですね(笑)」

――その歯は4カ月経ってグラグラしなくなりましたか?

「治りました(笑)」


――再起戦がOFGになった経緯は?

「ずっとOFGでやりたいというのは言ってて相手を探してもらっていたんですけど、OFGの相手がなかなか見つからなかったんです。OFGでも通常のグローブでも良いというスタンスでいたら、菊地選手がOFGでやりたいという話を聞いて、それで試合が決まりました。グローブでは(同門の宮﨑)小雪がチャンピオンでいる限り挑戦できないので、OFGで試合をしていきたい中で菊地選手が名乗り出てくれて良かったです」

――対戦相手の菊地選手は平岡選手同様、空手がバックボーンですが意識はしますか?

「そこに対しては何とも思ってないです。同じ極真だったみたいですけど、時期も被っていないし空手時代を知らないので気にしていないです」

――今回はどんな試合にするか思い描いていますか?

「OFGなので打ち合わなきゃと思っています。相手がどう来るかによって変わったりしますが、やっぱり打ち合いの中で倒せたら良いなと思ってますし、それに向けて倒せる技を何個か用意してきているので、それがハマるといいです」


――TRY HARD GYM陣営からは発破をかけられていますか?

「作戦もみんなで一緒に考えてやるんですけど、私は作戦通りに行くことがなくて好きにやって良いよって感じですね。好きにやって普通にやれば倒せるでしょって」

――指示通り動かなかったらHIROYA代表から怒られることはないですか?

「怒られることはないですけど呆れられます。最近は(宮﨑)若菜が練習に付いてくれていて、対策も若菜が中心となって考えてくれるんですけど、1R目のインターバルの時に呆れているというか『ちゃんと聞いて!』と言われてますね(笑)」

――2023年はどの様な1年にしたいですか?

「OFGでベルトがないので、盛り上げてベルトを作ってもらって、私がベルトを最初に巻くっていうのが1番の目標です。その途中でも巻いてからでも、また小林選手とやることはあると思うのでリベンジをしたいです」


――今大会の1試合目に男子のOFGの試合がありますが意識しますか?

「あまり意識してなかったです。OFGだからというより試合の中で1番盛り上がる試合にしたいと思っていますし、男子に負けたくないっていう気持ちは変わらないです。全試合ライバルだと思ってやっています」

――試合2カ月後には33歳になるので32歳最後の試合ですが、何か決意するものはありますか?

「32歳って特別な数字でもないので特に気にしてないですけど、最近はKOができていないので最後にKOで締めくくって33歳は良いスタートを切りたいなと思っています」

――肉体的には20代と変わらないですか?

「スタミナが落ちたとかの衰えを感じた事がないんですけど、少し怪我が治りづらいとか疲労が抜けづらいというのはあります。練習量はジムで1、2番くらいこなしている自信があるので、あまり年齢で衰えを感じることはないですね」


――日常生活でも食事などは摂生しているんですね。

「今回減量は9kg近くあるので、試合が決まってからの2カ月間の中で質の良い食事をして、良い感じに動ける体のまま体重を落とせているので、コンディションはすごく良いです」

――計量が終わったらまずは何を食べたいですか?

「まずは水分を摂りたいところなんですけど、いつもは鰻を食べますね。サムゲタンを飲んでから夜に鰻を食べてっていう感じの勝負飯です」

――最後に平岡選手とRISEファンの皆様に熱いメッセージをお願いします。

「女子OFGはまだまだ始まったばかりで、やりたいと思う選手も少ないです。私が先頭を切って引っ張って盛り上げて、沢山の選手が自分もあんな試合がしたいと思ってもらえるような熱い試合をしてOFGマッチに注目してもらえるように頑張るのでこれからも応援をよろしくお願いします」

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