家族みんなで『鬼滅の刃』を見るんだけど、実はちょっと腹が立っていて──
──日本との時差についても気にしてくれるマックスですが、ところで日本のファンはあなたの家族のハロウィンの写真も楽しみにしているようです。あの『東京リベンジャーズ』や『鬼滅の刃』は主にどなたの趣味なんでしょうか。
「おー、嬉しいね。家族みんなが好きなんだよ。家族みんなで『鬼滅の刃』を見るんだけど……実はちょっと腹が立っていてね」
──ああ、試合に向かうなかでそうそう見ていられないですよね。
「いや、新しい鬼滅のストーリーが出てるんだけど、先に見ようとしたら妻に『ダメ』って言われて(笑)。『家族みんなで見るから』って。俺は続きが知りたくて仕方ないし、妻は漫画で読んでるから先を知ってるんだよ? ズルいよね。俺も見てもいいじゃん!」
──それは奥様の気持ちも分かります(苦笑)。アニメ版をお子さんも含め、みんなで一緒に見たいという。
「まあ、そりゃ俺もそうだけどさ(笑)。『東京リベンジャーズ』も好きさ。妻は俺のことを“クライベイビー”(泣き虫赤ちゃん)って言うから。タケミチと俺は共通点がたくさんある気がするよ(※もともと弱虫だが諦めない姿勢で信頼を得る主人公)」
──ちなみに『鬼滅の刃』は日本だとU-NEXTで新エピソードが見ることができます。
「それ最高じゃん。そういえば映画を見逃しちゃいけないと思って見に行ったら、過去のエピソードと新しいエピソードが少し入っていて。見返すのはもちろん最高なんだけど、『新しいストーリーを見逃さなねーぞ』って見に行ったのになって(笑)」
──コミックス版でも『鬼滅の刃』を読んでいるという奥様のアレッサ・クイゾンさんはプロサーファーでもあるのですよね。ESPNの映像を見ると、あなたもサーフィンをされるのですね。
「そうだね。俺と息子は妻の影響でサーフィンをするようになったんだ。実は、息子は先週末サーフィンの試合、コンテストがあったんだよ。サーフィンはすごく好きだし、息子もすごく気に入っていて、『将来はサーファーになりたい』って言ってるんだ。プロ格闘家よりサーファーになる方向で応援していきたいね」
──なるほど。サーフィンと格闘家といえば、ジョエル・チューダーやブラジリアン柔術家がサーフィンを好みますが、サーフィンと格闘技に共通点はあるのでしょうか。
「うーん、あんまりないかな。唯一あるとすれば“負けること”があるということだけ。サーファーの友だちとかから自分の格闘家としての仕事を“クレイジーだ”って言われたりするけど、格闘技は相手が人間だろ? 殴られるのも人間からだ。ある程度コントロールはできるじゃないか。サーフィンは相手が自然だからね。すごい意地の悪い波があったりするよ。自然には絶対、敵わない」