KAREN「藤野選手の試合と、自分たちの試合はまた違う戦いになる。はるかに盛り上がる試合をします」
──KAREN選手にうかがいます。PRAVAJRAからパラエストラ柏に移籍しようと思ったきっかけは?
KAREN きっかけというか、さらに高みを目指しさらに強くなりたいという思いで、シンプルにそう思って移籍しました。練習環境が変わって、いろいろ“まだ自分は全然知らないこともいっぱいあったな”ということを経験できて、日々充実した練習ができています。
──女子の練習相手も増えたかと思いますが、どんな選手と組んでいますか。
KAREN 女子選手はいままでNORIしかいなかったけど、移籍してから浅倉カンナ選手だったり、今回デビュー戦の重田ホノカ選手らもいて、カンナ選手のようなレジェンドというかベテランの選手と練習できていることはすごいありがたいと思っています。
──ソルト選手は、北海道でどのような練習環境で作ってきましたか。
ソルト 北海道はあまりジムがないので、その中でもマルスジムにキックや柔術の選手、総合をやっていないいろんな方が出稽古にきてくれます。マルスジムの中にケージも設置してもらえたので、すごくいい環境で練習できています。
──修斗で西川大和選手がチャンピオンになり、PFLで戦います。北海道から王座に挑戦する気持ちや意気込みをお聞かせください。
ソルト 北海道で頑張っている選手はいるのですが、年齢的に若いと東京に行ったりするなかで、自分のジムだったら、中村未来選手が最初に総合格闘技のライセンスを取得して、続けて私もチャンピオンシップに挑戦できる機会をもらって、これで自分が勝てばさらに盛り上がると思うし、北海道でもっと競技人口も増えると思います。私は遅くから始めましたが、遅くからでも女性でもここまでできるよと証明できるのかなと思います。
──そのチャンピオンシップに挑む、PANCRASEの印象は?
ソルト ずっと藤野(恵実)選手の印象がすごくあって、ランキングだけでいったら自分の方が上になっているわけなんですけど………すごいレジェンドの人がいるっていう印象です。
──藤野選手の名前が出ましたが、同じ30日にエジナ・トラキナスと戦う藤野選手が、自身の試合を「自分たちの方がタイトルマッチより強くて、良い試合をする」と言っていました。この発言を受けて、お二人ともどのような試合をしたいと思いますか。
ソルト …………もう一度、言ってもらえますか。(もう一度質問を聞き)やっぱり藤野選手の試合はすごく楽しみというのもあって。自分の試合は、まだ試合数が少ないので。ただ今まで1試合ごとに大きく成長できてると思うので、前回の試合で学んだことを出して、過去の試合のなかで一番強い自分を出すだけだなって思っています。
KAREN 藤野選手の試合と、自分たちの試合はまた違う戦いになると思うので、その二人よりもはるかに盛り上がる試合をします。
──KAREN選手、今まで負けがなかったなかで、キャリアで初めての敗戦を経験し、それでも自分がクイーンである事の葛藤をどう自分の中で消化してきましたか。
KAREN 消化したかは分からないけど、今まで勝ち続けて初めて負けを経験して、さらに今まで自分に足りなかった部分に気づくきっかけにもなりましたし、成長できるきっかけになった試合だなと思います。
──王者であってもまだまだのびしろがあると?
KAREN まだもっと知らない技だったり技術もそうですし、いろんなまだ知らないことをどんどん知って経験して吸収して、クイーンとしてさらに強いクイーンであるために、今回もクイーンになります。