田嶋「正直、『ROAD TO UFC』には参加したかったですが、中島選手を倒せば周りの評価が上がる」
──身長も174cmと同じで体型的にも近く、スタイルも似ている。相違点は?
中島 田嶋選手もどっちもできるし、似たようなファイトスタイルだと思うので、特にここが違うというところはないですね。
──では、上回っている点は?
中島 スピード、パワー、スタミナ、テクニックです。
──田嶋選手は?
田嶋 (中島は)打撃はすごくキレもあると、試合を見ていて思います。上回っている点は……こういう場なので、自分が全部上回っていると言います。
中島 楽しみですねえ。
──王座を統一した後のことをどう考えていますか。
中島 もちろんステップアップしたいと常に思っていて。あとはどういうオファーが来るかですね。いいオファーがきたところに行きたいです。
田嶋 自分は統一したらPANCRASEを盛り上げたいですし、世界とも戦ってみたいです。
──田嶋選手は『ROAD TO UFC』に応募は?
田嶋 入れました。正直、『ROAD TO UFC』には参加したかったですが、ここでしっかり勝って、中島選手を倒せば周りの評価が、世界に行けるような評価の上がり方をすると思っています。
──中島選手にとって、これまでの蓄積が違うというのは優位な点になりますか。
中島 経験があっても強くない人もいる。経験をどうやって日々の練習に活かすかで強くなっていく。経験があるから強いとは思っていないです。経験があるから強いと思うと過信に繋がるので、初心に帰って練習しています。
──練習環境のおいて八隅孝平代表、青木真也選手がついていることはどんなプラスになっいますか。
中島 分からないことは全部答えてくれて、今回もその2人がついてくれているので、2人に相談しています。対策もちゃんとしているし、普段の練習も見てもらって、どんどんレベルアップしているので、いい自信に繋がっています。
──田嶋選手は、TSUNE戦の序盤は苦しかったように感じます。あの試合を越えたことで感じたことは?
田嶋 あの試合ではすごく劣勢だったんですけど、最後に気持ちを出してああいう形になれたのは、自分が一個殻から抜けたというような成長で、それ(成長を感じること)は毎試合あります。
──太田純一代表の指示は冷静に聞こえていますか。
田嶋 全部声が入ってくるので、何してても聞こえてくるので“次あれやらなきゃ”という感じです。今年も去年と同じようにどんどんステップアップしていきたいですね。
──中島選手の今後は?
中島 格闘技もプライベートも素晴らしい一年にしたいです。もちろん今後考えることもあるけれど、勝たなければ進めないので終わってから考えます。