宮原は華麗なハイキックで見事勝利を収められるか
RISEのラウンドガールユニット「R-1SE Force」のメンバーとして、2023年も続投が決定した宮原華音(TARGET SHIBUYA/FIRST ORDER AGENT)が、4月21日(金)東京・後楽園ホール『RISE 167』にファイターとしてリングに登場する。
宮原はRISEのラウンドガールユニット『R-1SE Force(ライズフォース)』のメンバー。小学校2年生から松濤館空手を習い、5年生の時に2000年第7回全日本少年少女空手道選手権大会(女子・組手部門)で優勝。中学生時も2011年第25回東京都中学生空手道選手権大会で準優勝、2011年第14回関東中学生空手道選手権大会ベスト4の実力者。空手だけでなく柔道の黒帯も持つ。中学時代には陸上部に所属し、100m走と砲丸投では都大会ベスト8の実績もあるというスーパーガールだ。
中3でモデル活動を開始すると、2014年に空手の経験を活かした映画『ハイキック・エンジェルス』に初主演。その後も『仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判』(2018年)、『騎士竜戦隊リュウソウジャー 特別編 メモリー・オブ・ソウルメイツ』(2021年)、『ウルトラマンZ』(2020年)などアクション系の映画&ドラマで活躍している。日本体育大学卒。SNSには大型二輪を乗り回す姿や突き・蹴りの動画なども多数見ることが出来る。
YA-MANが所属するTARGET SHIBUYAでキックボクシングを学び、1月22日(日)東京・大森ゴールドジムにて開催されたRISEのアマチュア大会『RISE NOVA』に出場。なんとわずか15秒で対戦相手を鋭い右ミドルキック一発でKOしてみせた。
その宮原が11日(火)都内にて公開練習を行った。シャドーでウォーミングアップを行った後、パンチのみのミット打ちを披露。TikTokでは“どこでもハイキックガール”として、様々な場所や水着・制服・パジャマなどいろいろな服装でハイキックをする動画をアップして話題を呼んでいるが、この日は蹴りを封印してワンツー、ワンツー・左フック、左ボディ、アッパーと一通りパンチが出来るところを見せ、快音を響かせた。
「空手は試合を何度もしていますが、キックボクシングの試合はほぼ初めてなので、仕上がりがどうか分からないですが元気です」と笑顔を輝かせる宮原。
減量は「上手くいきすぎて、もっと食べてくださいと言われたので減らすのを辞めて体力も付けています。和食中心で健康的な生活をしています」と、順調すぎてストップがかかったほどだという。「2.5kg落とせばよかったんですがあと1kgになって。計量はコスチュームを着ることを考えてあと2kgと考えて生活しています。アマチュアの試合の時に水抜きを不安になりすぎて3kgでいいところをトータルで5kg落としちゃって、チカチカフラフラしちゃったので(笑)。あまり水抜きせずに食事と運動で頑張って落としています」と問題はなさそう。
練習は「行ける時は毎日行って、日曜日は休みと決めています。土曜日に仕事が入ったら日曜日もやるって感じで。集中型なので、意外と両立できていると思います」と、十分な練習が出来ているようだ。
自分が選手としてデビューすることは「考えてもいなかったですし、憧れて選手の方々を見ていたので“まさか”という感じですが、神聖な場でふざけたことをしないように、やることをやって会場を温められれば」と意気込む。
そもそもなぜ試合をしようと思ったのか、と聞かれると「RISEのラジオ番組をやっているんですが、企画会議で伊藤(隆=RISE代表)さんから『試合に出なよ』と言ってもらえて。“えっ?”ってなって、アマチュアの試合でしょって思っていたんですが『後楽園でしょう』と言ってもらってから、だんだんと話が進んで行くうちにアマチュア出て、後楽園と決まって。もう逃げられないなと思いました(笑)」と話がどんどん進んで行ったからだという。
「アマチュアの試合でポイント制があると聞いて、それは出たいと思っていて。防具を着けてポイント制なら自分がやっていた空手に近いので興味があったんですけれど、最初は後楽園のリングに上がりたいという気持ちはなかったです。もう決まったのでやるしかないなって感じです。嬉しさよりもやるしかないという気持ちですね。毎日不安はあるけれど、練習はしているし、どんな強い方でもデビュー戦はあるので一緒かなと思って気合い入れて頑張ります」と、覚悟は決まっている。