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2023年4月8日(日本時間9日)に米国フロリダ州マイアミのマイアミデードアリーナで開催される『UFC 287』のUFC世界ミドル級選手権試合(5分5R)で、ダイレクトリマッチで激突する、王者アレックス・ペレイラ(ブラジル)と前王者で同級1位のイスラエル・アデサニヤ(ナイジェリア)が6日の会見で、火花を散らした。
2022年11月の『UFC 281』以来の再戦。前回は、初回に当時王者のアデサニヤが左フックでペレイラをKO寸前まで追い込み、その後も打撃で優勢に立ち、テイクダウンも奪ったが、最終5Rにペレイラがショートレンジの打撃で反撃。アデサニヤを金網に詰めて左フックを効かせて、ラッシュ。5R TKO勝ちで新王者となった。
🗣「もうおしゃべりはあきた。みんなだって俺のしゃべりが聞きたいわけじゃないだろう? むしろ俺の戦いが見たいんだろう?」
— UFC Japan (@ufc_jp) April 7, 2023
決着はオクタゴンで・・・🤜💥🤛
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会見で、『ダニー・ザ・ドッグ』(※首輪を外すことを合図に殺人マシンと化す主人公の映画)ばりの首輪をつけて登壇したアデサニヤ。
その意図を問われ、「俺は犬だから首輪をつけてる。もうすぐ俺は解き放たれる」と答えると、「今回、俺はアンダードッグ。みんな、俺を見放したようだけど、忘れっぽいね。最後の結果で判断しているけど、それまでの流れがどうだったかを忘れている。今回の試合で、俺の最強の姿を思い出させてやる」と意気込みを語った。
そして今回のダイレクトリマッチを『8マイル』とも評し、「この試合は俺にとって『8マイル』だ。もう一度、これにすべてを賭ける。持てる力をすべて尽くして、ヤツに最悪の事態をもたらせるようにする」とした。
両雄再び🔥
— U-NEXT 格闘技 公式 (@UNEXT_fight) April 6, 2023
ダニー•ザ•ドッグとなったアデサニヤ「全てをかけこの男に最悪な事をしてやるべく全力を尽くしてきた」
ミドル級タイトル戦
👑アレックス・ペレイラ(7-1-0)
🆚
イズラエル・アデサニヤ(23-2-0)
📡#UFC287
📅4.9㊐7㏂プレリム開始
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対するペレイラは「今回も勝つのは自分だ。“勝ち方を知っている”よ。俺のスタイルは彼のスタイルによく合うんだ。過去の対戦相手もやろうとしたかもしれないけど、アデサニヤはとてもクレバーだから(出来なかった)。でも俺は出来るし、ヤツとの戦い方を知っている。誰にも出来なかったことをしたんだ。今回勝って、もう二度と対戦しないだろう。彼と戦うのは、これが最後になる」と、これまでキックで2戦2勝、MMAでの再戦でも勝利し、因縁の戦いに終止符を打つとした。
新王者の言葉に、「もうお喋りは飽きた。みんなだって俺の喋りが聞きたいわけじゃないだろう? 俺の戦いが見たいんだろう?」と打ち切ろうとした前王者に対し、ペレイラは、「これまでの3試合はお前がそれをやっただろう? ずっと同じことを言い続けてきたのに」と揶揄。
アデサニヤは、「関係ないね。俺の言葉を理解していないんじゃないか。俺もあいつの言っていることなんて知ったことじゃないが。今週末に何が起こるかって言えば、俺たちが戦って“最終的には誰が最強なのか”が分かるということだ」と、王座奪還に自信を見せた。