主演・制作・監督の那須川天心劇場を見せる
「初めてです。楽しかったですね。アメリカにも行ったし、帝拳でのスパーリングも。最初は全然噛み合ってなかったし、6Rできなかったです。4Rでも最初は疲れていました。今は6Rでも普通に出来ます。そういった日々の経験、日々の成長が目に見えて分かるから楽しかったです。キックボクシングの時はほぼ限界というか、ある程度決まっていたので、それが全部新しいから全てにおいて一日一日が楽しかったです。学校みたいな感じでした。僕は学校が凄く楽しかったので学校でずっと遊んでいるみたいな感じで。だからずっと青春しているなって」
――ボクシングのトレーニングを通じて、ボクシングとは何かというのはつかんでいる?
「どうなんでしょうね。どう戦っても賛否はあるし、それはボクシングのスタイルじゃないとか言われるかもしれないですけれど、そういうのは関係ないですからね。そういうの気にして生きてないですし。キック時代からそういうのはなかったですから。キック時代の時なんて相当言われてきましたし。キックボクシング=打ち合って3分3Rやって、みたいなスタイルだったんですけれど、僕みたいなスタイルが出てきてからみんな僕みたいなスタイルになったし、だから全く何も気にしてないです。ボクシングっていうルールの上で那須川天心の戦いをする、それだけなので」
「そう想いはしますけれど、ナチュラルですよね。ナチュラルで何が出るか。基本があっての上でのそういうことなので、そこは試合中に勝手に出るものだと思います」
「足ですね。なんか動かないんですよ。動きすぎな部分があったりとか。ステップとか全部違うので、そういうところを全部変えてきましたね。毎日、これはいいんだな、これはダメなんだなって試行錯誤を繰り返して研ぎ澄ましてきました」
――計量は明日なのに元気だが?
「元気ですよ。45戦以上やっていますから。そこはもう。好きで格闘技をやっているので。明日はキツいのはありますけれど関係ないです。全てやってきましたからね。主演・僕、制作・僕、監督・僕、全てやってきました。そして戦うのも俺。劇場を見せます。だからこそ楽しいですよ」