4・1RIZINの勝敗予想をしつつ、盛り上がるフェザー級戦線に感慨深そうだった朝倉未来
2023年4月1日（土）丸善インテックアリーナ大阪（大阪市中央体育館）『RIZIN.41』の勝敗予想を、朝倉未来（トライフォース赤坂）が自身のYouTubeチャンネルにて公開した。
朝倉が「これはねえ、難しいな」と勝敗予想が難しいと答えたのは、第6試合で行われるフェザー級（66.0kg）5分3Rの萩原京平（SMOKER GYM）vs.カイル・アグォン（SPIKE22）。
「MMAの完成度で言うと、グラフで言うとアグォンの方が面積は大きいんだけれど、打撃は明らかに萩原の方が強い。難しいんだよな、この試合で。まあ、萩原が勝つんじゃない。ブランクとかは正直関係ない、ここまで試合をしている人は。相性的な問題かな。萩原はまずサウスポーが得意そうだし。打撃の殺傷能力は萩原の方があって。アグォンは柔術黒帯でレスリングも強いんだけれど、萩原が組みで劣勢の状態になった時にサボらなければ普通に勝つと思うな。鈴木千裕君と戦った時にけっこうサボっていた印象。寝技の展開になって休憩して一気にブリッジで返そうみたいな、そんな感じの戦い方というか休憩していたから。そういうのではなくて来たらバンバン本気で動くみたいなことをすれば普通に勝ちそうな気がする。KOするんじゃない？ 右ハイとか右ストレートとか右ヒザとかどれかで」と、萩原のKO勝ちを予想した。
同じくフェザー級の第9試合で行われる堀江圭功（ALLIANCE）vs.ヴガール・ケラモフ（ORION FIGHT CLUB）は、最も楽しみなカードとしてあげた。
「これは堀江君が勝つんじゃないかなと思う。ケラモフは力は凄いんだけれど、瞬発的な力、組んだ感じの爆発力と言うか。打撃も雑だけどパワーが凄い。でも堀江君を漬けるのは無理だと思うんだよな。腰の強さ的に。もちろん打撃も混ぜながら斎藤戦みたいな感じでケラモフは打撃もある程度は付き合いながらタックルに行くと思うんだけれど、斎藤選手よりも堀江君の方がもっとテイクダウンを取りづらいと思う。堀江君はめちゃ腰が強い。
打撃になった時にどっちが当てるかって話になって来るんだけれど、ケラモフは打撃が雑なので堀江君が右のクロスカウンターを当てたりとかできたら。あと堀江君の体力がどこまであるかなんですけれど、ケラモフは斎藤戦の時も2Rくらいから失速していたので、山本なんちゃらさんとやった時も2R以降はけっこう失速する。1Rはテイクダウンを凌いで2Rから戦うのか、どういう作戦を考えているのか分からないけれど堀江君が勝つ可能性の方が高いんじゃないかなって予想ですね」と、堀江の勝利を予想する。
さらにケラモフを分析し、「カーフをお互い狙っていると思うんだけれど、ケラモフは斎藤戦で見てもカーフをキャッチしてタックルに来る癖があるから。絶対にカーフをキャッチしてくるからそこも踏まえて裏を突いていくだろうし。あとはけっこうケラモフは右のパンチの時にめっちゃ脇腹空くからさ、そこが狙いどころだと思うよ。俺だったらテンカオ合わせちゃうから。そこを左ボディとか、ボディを効かせていくと体力をもっと削れるので。テイクダウンとれても漬けられないと思うよ。立つスピードがえぐいから、堀江君を漬けようとするとめっちゃスタミナ消耗すると思うんだよね、2R以降ね。スタミナが切れた時に打撃戦になって勝つでしょう」と、堀江が2R以降で勝つとした。
ただし、「打たれ強さ的には堀江君の方が弱いんだよね、効く時が多いじゃん」と堀江の耐久度には難があるとの指摘も。
しかし、「レベルの高い試合で予想は難しいんだけれど、応援の意味も込めて堀江君が勝って欲しいなって。勝つと思うしね、確率的にも。判定かな」とやはり堀江の勝利を予測し、「牛久さん、斎藤選手、クレベルとかこの3人は意識している。この勝者はそれこそ俺とかその3人とやる可能性あるよね」と、堀江vs.ケラモフの勝者がフェザー級トップ4選手に絡んでくるだろうと予測した。
【写真】朝倉未来自身は4月29日（土）東京・国立代々木競技場第一体育館『RIZIN LANDMARK 5 in YOYOGI』で牛久と対戦する
他にも鈴木千裕や金原正徳にも触れ、朝倉は「俺が一人でやっていた頃なんて、フェザー級なんて誰もいないからライト級に上げてくれなんて言われて」と、層が厚くなって盛り上がっているフェザー級戦線を見てしみじみと語り、「でも、また俺がチャンピオンにならないとね」と、2020年11月の初代フェザー級王座決定戦で逃したRIZINフェザー級王座に自分が就かないといけないと話した。
