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2023年3月25日(日本時間26日)に米国テキサス州サンアントニオにて開催中の『UFC Fight Night: Vera vs. Sandhagen』のメインカード第1試合に出場予定だった元RIZINバンタム級王者のマネル・ケイプ(アンゴラ)のフライ級戦が、アレックス・ペレス(米国)のメディカルの問題でドクターストップ。試合中止になることが試合直前に発表された。
試合6時間前には、ルーツであるアンゴラとポルトガル国旗をホテルのベッドに広げて臨戦態勢だったケイプだが、これで3度目の試合直前のキャンセルに。
ケイプは2022年4月の『UFC Fight Night 205: Lemos vs.Andrade』で予定されていたスム・ダルジ戦が3日前に中止、6月の『UFC 275: Teixeira vs.Prochazka』のホジェリオ・ボントリン戦も前日に中止されていた。
スムダルジ戦はケイプが禁止薬物トリナボル使用に絡み欠場、ボントリン戦はボントリンの減量中の体調不良によるドクターストップだった。
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— UFC Japan (@ufc_jp) March 24, 2023
メインカードで実現するマネル・ケイプ @ManelKape とアレックス・ペレスの一戦は #UFCFightPass でライブ配信❗#UFCSanAntonio pic.twitter.com/1T0eFdce4E
今回のペレス戦の前日公開計量では、フェイス・オフで対戦相手のペレスに対し、ケイプが首の後ろに手を回して接触。怒りのペレスはケイプを突き飛ばす乱闘騒ぎになっていた。
ケイプの乱心の原因は、ペレスサイドがケイプの練習の偵察のために、ケイプの練習ジムに関係者を送り込んでいたからだという。
ケイプは、元RIZINバンタム級王者としてUFC参戦。オクタゴンデビューからアレッシャンドリ・パントージャ、マテウス・ニコラウ相手に2連敗も、その後はオデー・オズボーン、ジャルガス・ジュマグロフをKO。2022年12月の前戦ではダビッド・ドボジャークに判定勝ちで3連勝中だった。
ペレスは、2020年11月に王者デイブソン・フィゲイレードの王座に挑戦も一本負け。現在2連敗中だった。4連勝を目指すケイプにとっては、元タイトルコンテンダーを相手に真価を発揮すべきマッチアップだったが、直前の試合中止となった。