シンガポール入りした山北「いずれ猿田さんとはPANCRASE代表としてタイトルマッチで戦って『国内ナンバーワン』と胸を張って言いたい」
「現地入りしてもほぼ体重のリミットで、水をいっぱい飲んで尿比重もチェックしながらやっていますが、あまり心配いらないかなと思っています。通常体重が61、2kgくらいなので、ほぼダイエット程度です。
対戦相手のアレックス・シウバ選手は、柔術が強い、経験豊富でその自信も伝わりますが、僕をフィニッシュするのは難しいと思います。
組み技はもちろん打撃もしっかりフィニッシュできる打撃を準備してきました。デビュー時から見てもらっている藤田大和選手とやってきました。
スタミナには自信がありますが、勝ち方も問われるので、動きが止まらない戦い方、早いラウンドでの決着も狙っています。2R、3Rいかない展開も考えて。フィニッシュを狙い続けて、寝技の評価が高いシウバ選手から一本を狙いたいです。ONEならではグラウンドヒザは一番の武器と言っても過言ではないです。
複数試合独占契約ですが、今回はPANCRASEのベルトを持ったまま戦いたいと思ってます。
アレックス選手に勝てば、次はランカーとやらせてもらえると思っています。ボカン・マスンヤネン選手とやったらすごい動きになると思うのでやらせてもらいたいです。PANCRASEではフライ級で戦っていて、ONEではストロー級なのでどこかで当たるなと思っていました。ONEでも勝っていて本物なんだなと。来年、再来年にタイトルマッチまでたどりつきたいと思っています。
(同階級の日本人選手について)敵対というわけではないですけど、箕輪選手も言っていたように、ほかの日本人選手が活躍するのは嬉しいですけど、当たるとなると僕、PANCRASEのチャンピオンで、向こうは修斗でベルトを巻いた。PANCRASE対修斗で、一度、ONEで猿田選手が北方選手に勝っているので、僕も勝ち続けて、PANCRASE代表として勝って『国内ナンバーワン』と胸を張って言いたいです。一番はタイトルマッチで(猿田と)当たれれば理想的だなと思います。
いま、海外で勝ったり負けたりの日本人選手のなかで、僕も入ってきて、勝てる自信があるので、期待してほしいです。ぜひ応援よろしくお願いします」(※3月22日のメディア囲み取材にて)
【写真】カンフー映画をこよなく愛するが、まだ自身のスタイルには取り入れてはいないという山北。好きな映画は『酔拳2』。家では格闘技を嗜む奥方とウーパールーパーの山北もちまる君が勝利を待っている。