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【修斗】2023年の大会日程発表、4.9 新宿で内田タケルvs.片山将宏、伊集龍皇vs.青井心二。5.21ニューピアは昼夜興行。昼の女子大会『COLORS』でSARAMI vs.渡辺彩華も

2023/03/21 18:03
 2023年「プロフェッショナル修斗」公式戦のスケジュールが以下の通り発表された。3月19日の後楽園大会で発表された通り、5月21日(日)は東京・ニューピアホールにて女子公式戦『COLORS』を開催。同日夜に男子公式戦も行われるW大会となる。 2023年 プロフェッショナル修斗公式戦スケジュール 3/26(日)  新潟・万代島多目的広場 主催:越後風乃陣実行委員会4/ 9(日)  東京・新宿FACE 主催:サステイン4/16(日)  沖縄・コザミュージックタウン音市場 主催:Theパラエストラ沖縄 ※日程変更4/23(日)  香川・高松シンボルタワー展示場 主催:TNS5/21(日)  東京・ニューピアホール 主催:サステイン ※COLORS 女子公式戦(昼の部)5/21(日)  東京・ニューピアホール 主催:サステイン ※男子公式戦(夜の部)5/28(日)  福岡・アクロス福岡 主催:TNS6/18(日)  大阪・メルパルクホール大阪 主催:サステイン7/23(日)  東京・後楽園ホール 主催:サステイン8/20(日)  広島・BLUELIVE広島 主催:TNS9/ 3(日)  新潟・万代島多目的広場 主催:越後風乃陣実行委員会9/17(日)  香川・高松シンボルタワー展示場 主催:TNS9/24(日)  東京・後楽園ホール 主催:サステイン10/21(土)  東京・新宿FACE  主催:サステイン ※新たに決定した日程11/12(日)  沖縄・コザミュージックタウン音市場 主催:Theパラエストラ沖縄11/19(日)  東京・後楽園ホール 主催:サステイン12/ 3(日)  山口県内を予定 主催:TNS12月           東京都内を予定  主催:サステイン ※上記日程はあくまでも予定であり予告なく追加、変更、中止されることがある。 4.9 新宿FACEで内田タケルvs.片山将宏、伊集龍皇vs.青井心二、ヨシ・イノウエvs.猿山千里、佐々木駿友vs.須藤晃大  日本を代表する多くの選手が通っていった新宿FACEのリング。2005年の初使用から18年を数え、“SHOOTO GIG TOKYO”となってから実に34回目の開催を迎える。  若手の登竜門という役割と選手の再生の場として修斗にとってもなくてはならない会場の一つだ。今大会はいかにも新宿FACEらしいカードがラインナップされた。 ▼フライ級 5分3R内田タケル(同級世界8位/パラエストラ松戸)片山将宏(TRIBE TOKYO MMA)※2022年同級新人王  メインを飾るのは、混戦と思われた昨年のフライ級新人王トーナメントをぶっちぎりで勝ち抜き、新人王三賞のうち、技能賞、敢闘賞のW受賞を果たし、デビュー以来負けなしの5連勝(齋藤奨司、山口峻、寺嶋直人、 青井心ニ、須藤晃大に判定勝ち)を飾る片山将宏だ。  荒削りながら気持ちの強さを全面に押し出し、鬼気迫る表情から放たれるパウンドで対戦相手を圧倒。勝負の年となる片山の前に立ちはだかるのは世界ランク8位の内田タケルだ。  内田は15歳でプロデビューしてから既に5年目を迎え、7戰して5勝2敗。この5勝の全てをサブミッションによるフィニッシュで勝利しており、極めの強さには定評がある。  その実力を買われ、2022年は『ROAD TO UFC』1stラウンドに出場し、リアネイキドチョークで見事な一本勝ちを飾っている。  普段は大人しい性格であまり強気の発言などしない内田だが、この時ばかりは感情を爆発させて喜ぶ姿が印象深い。そして2022年9月にはトップコンテンダーの関口祐冬と対戦するも1R、腕十字に敗れ、苦い凱旋試合となったが、ここから巻き返しを図るか。  再起戦の相手が大注目の新人王・片山となれば、相手にとって不足はないだろう。勝負論抜群、どちらも負けられないヒリヒリする“新宿”らしいメインイベントが決定した。  その他にも注目カードが並んだ。 ▼バンタム級 5分2R伊集龍皇(パラエストラ小岩)青井心二(心技館)  3戰負けなし、3月19日には『極』の柔術ルールで高橋逸樹との再戦で判定勝ちした伊集龍皇と、青井心二が激突。  実はこの両者、2017年の後楽園ホール大会で「ジュニア修斗公式戦」として対戦しており、この時は歳上の青井が勝利している。ジュニア修斗から舞台を「プロ修斗」に変えて因縁の両者が再び相見える。  新宿FACEらしいマッチアップが並ぶ中で、今大会を象徴するのが、5選手のプロデビュー戰も行われること。ここから明日の世界チャンピオンが誕生するか。 4月9日(日)プロ修斗・新宿FACE大会 決定カード 【新たに決定した対戦カード】 ▼フライ級 5分3R内田タケル(同級世界8位/パラエストラ松戸)片山将宏(TRIBE TOKYO MMA)※2022年同級新人王 ▼バンタム級 5分2R伊集龍皇(パラエストラ小岩)青井心二(心技館) ▼フェザー級 5分2Rヨシ・イノウエ(パラエストラTB)猿山千里(RISING SUN) ▼フライ級 5分2R佐々木駿友(T・GRIP TOKYO)須藤晃大(EXFIGHT) ▼フライ級 5分2R輝龍(ROOTS)前田壮吉(リバーサルジム横浜グランドスラム)※デビュー戦 ▼フェザー級 5分2R青井太一(心技館)中村修平(リバーサルジム東京スタンドアウト)※デビュー戦 ▼ストロー級 5分2R鎌田悠介(パラエストラ松戸)伊集虎皇(パラエストラ小岩) ※デビュー戦 ▼バンタム級 5分2R藤田ムネノリ(SUBMIT MMA) ※デビュー戦永井奏多(TRIBE TOKYO MMA) ※デビュー戦 ▼トライアウトルール ウェルター級 3分2R後藤 亮(TRIBE TOKYO MMA)石原 匠(シューティング宇留野道場) ▼トライアウトルール 58kg契約 3分2R増田比呂斗(マスタージャパン東京)鈴木梓文(和術慧舟會HEARTS) [nextpage] SARAMI vs.渡辺彩華! 約17年ぶり女子のみの公式戦「COLORS(カラーズ)」藤井惠CSOで開催=5.21ニューピアホール  SARAMI、澤田千優と2階級の世界王者が誕生し、国内外の選手も多数参戦。アマチュア修斗からも多くの選手がプロへの階段を登り、更に熱気が高まる修斗女子戦線。  その盛り上がりを象徴すべく2006年以来、実に17年ぶりに女子だけのプロ修斗公式戦が、5月21日(日)東京・ニューピアホール大会(第1部13時開始)にて開催される。  同大会では、修斗、VTJはもとより、国内外でもその実力が認められ、現役当時には日本人として初めてパウンドフォーパウンド世界ランキング1位を獲得した女子格闘技の第一人者“レジェンド”藤井惠がCOLORS CSO(CHIEF STRATEGY OFFICER /最高戦略責任者)に就任。  国内はもちろん、世界へ羽ばたく選手の育成に力を注いでいくという。  第一弾対戦カード発表では、スーパーアトム級チャンピオンシップが決定した。 ▼世界女子スーパーアトム級チャンピオンシップ 5分5RSARAMI(王者・初防衛戦/パンクラスイズム横浜)渡辺彩華(挑戦者・同級2位/AACC)  17勝13敗の王者SARAMI(パンクラスイズム横浜)は、2021年11月に3度目の対戦となる黒部三奈とベルトを賭けて対戦し、フルマークの判定勝ちを収め第2代修斗女子世界スーパーアトム級王者に。  2022年4月に初参戦のRIZINで浅倉カンナに判定負けも、その悔しさをバネに2022年11月にラーラ・フォントーラに魂のテイクダウンを決めて判定勝ち。再起を遂げている。  対する渡辺彩華(AACC)は、まだMMA2勝1敗ながら、その対戦相手はルーキーとしては異例の大物ばかり。  2020年12月のプロMMAデビュー戦で神野あかりに1R TKO勝ち後、2022年10月には大会直前の対戦相手変更にも関わらず、前ストロー級クィーン・オブ・パンクラシスト藤野恵美を相手に十分すぎる打ち合いを見せた。  続く2023年1月の修斗では、初代スーパーアトム級王者の黒部三奈を2R、サウスポーからオーソにスイッチしてのカウンターの右アッパーでKOに下している。  3月19日の修斗後楽園大会でSARAMIと対峙した渡辺は、「修斗では2戦目ですが、タイトルマッチを組ませていただきました。怪我から復帰後、初戦で藤野選手、2戦目が黒部選手、そしてSARAMI選手。なかなか修羅の道を歩んでいます。逆にこのマッチメイクを捉えるとニュースターの誕生を切実に求められているということだと思います。SARAMI選手が強いのは十分わかっていますが秘策を用意しているのでタイトルマッチをお楽しみに。ニュースターが誕生する瞬間を見てください」と、自分が女子修斗のニュースターになると宣言。  対するSARAMIは、「1年半ぶりの修斗のケージでの試合、楽しみにしています。ニュースターとかベテランとかどうでもいいので、5分5R、30分かけて倒しに行くのでみなさん楽しみにしていて下さい」と、受けて立つと語った。  ともに柔道ベースで組み負けないSARANIには精緻なジャブ、ストレート、ムエタイの首相撲ヒジ・ヒザもある。新鋭の挑戦を跳ね返すか。25歳の渡辺は黒部戦に続き、MMAで8年キャリアが上のSARAMIも撃破するか。 「COLORS Produce by SHOOT=まだ誰の色でもない無色状態のリングというキャンバスに各選手それぞれの色に染めてほしい。そして自分のカラーに染めていくような強い選手の誕生を願う意味」が込められた同大会のマットを自分色に染めるのはどの選手か。
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