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【修斗】17年ぶりに女子だけの大会を開催、メインはSARAMIvs.渡辺彩華の世界女子スーパーアトム級チャンピオンシップ

2023/03/19 22:03
 2023年5月21日(日)東京・ニューピアホール(昼の部)にて、17年ぶりに女子だけの大会が開催されることが決定した。  3月19日(日)東京・後楽園ホールで開催された『プロフェッショナル修斗公式戦 2023 Vol.2』で日本女子MMAのレジェンド・藤井恵から発表された。 「女子修斗は20年以上続いていますが、その中で今回17年ぶりの女子だけの修斗の大会を開催したいと思います。名前は『ColorS』。色ということですが選手一人一人得意なもの、個性があります。その個性を最大限に生かしてケージの中で爆発していただいて、そこから世界に羽ばたく選手を送り出したいという気持ちを込めて名付けました」  藤井が同大会のCSO(最高戦略責任者)に就任することも発表され、出場を予定している女子修斗選手たちがケージイン。そこでメインイベントとして、王者SARAMI(パンクラスイズム横浜)に同級2位・渡辺彩華(AACC)が挑戦する世界女子スーパーアトム級チャンピオンシップが行われることも発表された。  渡辺は「修斗では2戦目ですが、タイトルマッチを組ませていただきました。怪我から復帰後、初戦で藤野選手、2戦目が黒部選手、そしてSARAMI選手。なかなか修羅の道を歩んでいます。逆にこのマッチメイクを捉えるとニュースターの誕生を切実に求められているということだと思います。SARAMI選手が強いのは十分わかっていますが秘策を用意しているのでタイトルマッチをお楽しみに。ニュースターが誕生する瞬間を見てください」と、自分が女子修斗のニュースターになると宣言。  SARAMIは「1年半ぶりの修斗のケージでの試合、楽しみにしています。ニュースターとかベテランとかどうでもいいので、5分5R、30分かけて倒しに行くのでみなさん楽しみにしていて下さい」と、受けて立つと語った。  17勝13敗の王者SARAMI(パンクラスイズム横浜)は、2021年11月に3度目の対戦となる黒部三奈とベルトを賭けて対戦し、フルマークの判定勝ちを収め第2代修斗女子世界スーパーアトム級王者に。  2022年4月に初参戦のRIZINで浅倉カンナに判定負けも、その悔しさをバネに2022年11月にラーラ・フォントーラに魂のテイクダウンを決めて判定勝ち。再起を遂げている。  対する渡辺彩華(AACC)は、まだMMA2勝1敗ながら、その対戦相手はルーキーとしては異例の大物ばかり。  2020年12月のプロMMAデビュー戦で神野あかりに1R TKO勝ち後、2022年10月には大会直前の対戦相手変更にも関わらず、前ストロー級クィーン・オブ・パンクラシスト藤野恵美を相手に十分すぎる打ち合いを見せた。  続く2023年1月の修斗では、初代スーパーアトム級王者の黒部三奈を2R、サウスポーからオーソにスイッチしてのカウンターの右アッパーでKOに下している。  ともに柔道ベースで組み負けないSARANIには精緻なジャブ、ムエタイの首相撲ヒジ・ヒザもある。新鋭の挑戦を跳ね返すか。25歳の渡辺は黒部戦に続き、MMAで8年キャリアが上のSARAMIも撃破するか。
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