ムエタイ
レポート

【ONE】和田竜光が一本勝ち、ユンチャンミンがスプリット判定勝ち。ライト級王者アーセルがボディ一閃KO勝ち、“エルボーゾンビ”ムアンタイがヒジでクラップダムをKO、サムエー圧倒KO勝ち

2023/03/17 19:03
 2023年3月17日(金)タイ・バンコクのルンピニー・スタジアムにて、過去最大の『ONE Friday Fights』が行われている。  メインイベントは、ONE二冠世界王者レギン・アーセルによる、ONEライト級ムエタイ王座初防衛戦。2022年に大接戦を繰り広げたシンサムット・クリンミーが挑戦する。  コーメインイベントのバンタム級ムエタイマッチでは、クラップダム・ソー・チョー・ピャッウータイとムアンタイ・PK・センチャイが激突。また、ONE世界タイトルを複数回防衛したレジェンドのサムエー・ガイヤーンハーダオも登場。  MMAでは日本から和田竜光が参戦し、フィリピンのアーネスト・モンティーリャと対戦。また、ユン・チャンミン(韓国)が、キリル・ゴロベッツ(ウクライナ)と対戦する。大会の模様は、ABEMAで午後9時30分から生配信される。 [nextpage] ▼メインカード ライト級 ムエタイ世界タイトルマッチ 3分5R〇レギン・アーセル(スリナム)[KO 4R1分17秒]※左ボディ×シンサムット・クリンミー(タイ)※アーセルが初防衛に成功。  アーセルは15歳でムエタイを始め、プロに転向するとすぐにオランダ国内には敵がいなくなり海外へ相手を求めた。2016年11月に『Lion Fight』にて世界スーパーミドル級王座をTKOで奪取すると3度の防衛に成功。2017年5月には『Mix Fight Gala』の78.5kgトーナメントでも優勝している。ONEには2018年4月から参戦し、2019年5月にニキー・ホルツケンに判定勝ちでONEキックボクシング世界ライト級王座を獲得。その後、4度の防衛に成功すると2022年10月にはONEムエタイ世界同級王座決定戦で勝利、キックボクシングルールとムエタイルールの統一王者となった。最後に黒星が付いたのは2016年3月で、7年間無敗・20連勝中。  挑戦者のシンサムットはムエタイジムを営む過程に生まれ、4歳から練習を開始。兄は海外で活躍し来日経験もあるスッドサコーン。ジムにはヨックタイ、ランバーなど有名なムエタイ選手のほかWBCとWBAの世界王者もいたという。7歳でパタヤのバーにて初めての試合を行い、プロムエタイ選手として活躍。21歳で徴兵されるとボクシングでナショナル王者にも輝き、2019年の国際ミリタリースポーツカウンシルでのトーナメントではオリンピックボクサー2人から勝利を収めた。兵役を終えてムエタイに復帰すると2022年3月にONE初参戦を果たし、ニキー・ホルツケンをカウンターの右でKOした。  両者は2022年10月のONEムエタイ世界ライト級王座決定戦で対戦し、5Rフルに戦ってアーセルが判定2-1の僅差で勝利して王座に就いた。今回はダイレクトリマッチでのタイトル戦となる。  1R。アーセルの右カーフからスタート。アーセルは右カーフと左インロー。シンサムットは思い切りよく右を伸ばしていく。飛びヒザから左右フックを打つアーセル。シンサムットは左ミドルを蹴り、右ボディストレート。シンサムットが組み付いてコカしたところで初回終了。アーセルは手数が少なかった。  2Rもローを蹴り合う両者。ワンツーの連打で前へ出るアーセルへシンサムットは右ヒジを合わせる。さらに首相撲に捕らえる。離れるとシンサムットが左ミドル。  3Rは左ミドルの蹴り合いとなり、入っていこうとするのはアーセル。左ミドルを蹴るシンサムットに何とかしてパンチを当てようとする。  4R、シンサムットに試合の流れが行っているところ、アーセルの左ボディががら空きのシンサムットの右脇腹を直撃。苦痛の表情を浮かべてをしゃがみ込むにように倒れ、悶絶のKO負けとなった。アーセルはこれで初防衛に成功した。 [nextpage] ▼バンタム級 ムエタイ 3分3R×クラップダム・ソー・チョー・ピャッウータイ(タイ)[KO 3R]※右ヒジ〇ムアンタイ・PK・センチャイ(タイ)  クラップダムはサウスポーのファイタータイプで、左ストレートを決め技とする元ルンピニー2階級制覇王者。2018年にはプロムエタイ協会ライト級王者の肩書を引っ提げて初来日。REBELSのリングで梅野源治とルンピニースタジアム認定ライト級王座決定戦を争い、4Rに強打で梅野を2度ダウンさせてのTKO勝利を収め、日本のムエタイファンにも強烈なインパクトを残した。ONEには2019年9月から参戦し、2020年のONEバンタム級ムエタイトーナメントでは決勝へ進出したが、ロードレックに敗れた。2022年8月と10月に連敗を喫するも2023年1月の『ONE Friday Fights 2』でセンマニー・PK・センチャイに勝利した。 “エルボーゾンビ”ことムアンタイも2015年5月に日本で梅野と対戦しており、こちらは4RにTKO負け。2020年1月にONEでブライス・デルヴァルに判定勝ち後、タイでフェラーリ・フェアテックスに判定負け。その後2年のブランクを経て、2022年4月にリアム・ハリソンと5度ダウンの奪い合いの大激闘を演じたが最後はTKO負けを喫している。今年1月の『ONE FRIDAY FIGHTS 1』ではマブルド・ツピエフに判定勝ち。  1R、サウスポー同士。クラップダムは左ローを蹴っていき、大きな右フックを放つ。ムアンタイは前蹴りでクラップダムを突き放し、左ローを蹴る。クラップダムは左ヒジを皮切りに左ストレート、右アッパー、そしてヒジと畳みかける。この攻撃が終わるとムアンタイが今度は前へ出ていき、組んでのヒザ蹴り。  2R、左ミドルを蹴りながら前へ出るムアンタイにクラップダムもジャブから左ミドル、ムアンタイは左ローを蹴り返す。ムアンタイが向かってくるところへ右フック、左ヒジを合わせに行くクラップダム。パンチからヒジで行くクラップダムにムアンタイもヒジと首相撲からのヒザで応戦。掴もうとするムアンタイへクラップダムは左フックを連発。離れるとムアンタイが強烈な前蹴りでクラップダムを吹っ飛ばす。そして首相撲に掴めるとヒザとパンチをボディへ。クラップダムは効いた素振りを見せる。  3R、パンチの連打でクラップダムが勝負を懸ける。それをヒジと首相撲で迎え撃つムアンタイ。ヒジ、右アッパー、ボディと攻撃するクラップダムにムアンタイは組んでのヒザ。両者の競り合いで大いに盛り上がる場内。そして、両者が同時にヒジを放ち、相手の顔面に直撃させたのはムアンタイの方。一撃でクラップダムをマットに沈め、ムアンタイがエルボーゾンビぶりを発揮した。 [nextpage] ▼ストロー級 ムエタイ 3分3R〇サムエー・ガイヤーンハーダオ(タイ)[KO 2R 2分52秒]※左フック×ライアン・シェーハン(アイルランド)  サムエーはルンピニースタジアム認定スーパーバンタム級とスーパーフライ級の2階級、プロムエタイ協会ではスーパーバンタム級・スーパーフライ級・フェザー級の3階級を制覇。2011年にはルンピニー・ファイター・オブ・ザ・イヤーとスポーツライターズ・フレンズ・ファイター・オブ・ザ・イヤーの両方を受賞しているムエタイレジェンド。  2018年1月にONE最初のムエタイの試合を戦ったサムエーは、ONEフライ級ムエタイ世界王者にもなったが、2019年5月にジョナサン・ハガティに判定負け後、10月にストロー級転向。ダレン・ローランドにKO勝ちすると、12月にはワン・ジュングァンに判定勝ちし、新設されたONEキックボクシング世界ストロー級王者となった。さらに2020年2月、ロッキー・オグデンを破りムエタイ世界同級王座も獲得して二冠王に。2020年10月にはジョシュ・トナーに2RでTKO勝ちし、初防衛に成功するも、2021年7月にパジャンチャイに敗れて王座を失った。その後はラジャダムナンで2戦2勝、ONE出場はパジャンチャイ戦以来となる。戦績は371勝48敗9分。  対戦するシェーハンは2016年6月にISKAムエタイ欧州バンタム級王者として新日本キックに初来日。志朗が保持するISKAムエタイ世界バンタム級王座に挑戦したが、ドローとなった。2017年5月の再来日ではRISEにて、那須川天心が保持するISKAオリエンタルルール世界バンタム級王座に挑戦したが、1RでKO負け。この試合はテレビ東京の人気番組『YOUは何しに日本へ?』でも密着で放映された。その後も世界各国で試合を行い、なかなか勝ち星には恵まれなかったが、2022年4月にはISKAムエタイ世界バンタム級王座とWBCムエタイ世界スーパーバンタム級王座のダブルタイトルが懸かった試合で勝利し、世界二冠王となっている。  1R、サムエーはノーモーションの左ストレート。シェーハンは蹴りからパンチへつなげていくが、サムエーの左ミドルをもらう。シェーハンは蹴り足をキャッチしてコカそうとするが、サムエーはバランスよく倒れない。サムエーの左ストレートをもらって後退するシェーハン。サムエーは左ストレートを顔面とボディに打ち分け、左ローも多用していく。  2R、サムエーの蹴り足キャッチとノーモーションの左ストレートに翻弄されるシェーハン。サムエーが蹴りへのカウンターの左フックでダウンを奪う。シェーハンがパンチで前へ出たところへサムエーは左ショートをカウンターで合わせ、シェーハンはもんどりうってダウン。サムエーが圧倒的な強さを見せつけてのKO勝ちを飾った。 [nextpage] ▼アトム級 ムエタイ 3分3R〇ペッディージャー・オーミークン(タイ)[KO 2R 1分38秒]※左ボディ×ファニ・ペロンピ(ギリシャ/アルバニア)  ペッディージャーは7歳でムエタイを始め、「男の子を打ち負かす少女」として有名となり、10歳で100戦以上を戦い、そのうち70回以上は男子選手との戦いであった。有名になりすぎてテレビで試合が放送されるようになると、タイの法律によって男子選手との試合は禁止に。  2016年2月には『ムエタイオープン』に初来日し、小林愛三と対戦して判定負け。2017年11月にはシュートボクシングに再来日するとMIOに判定負けを喫している。ムエタイで順調に勝ち星を重ねる中、アマチュアボクシングのタイ代表として選ばれ2018年AIBA女子ユース世界選手権48kg級銀メダルになるなど活躍。2022年8月にはプロボクシングデビューも飾っている。ムエタイでの獲得タイトルは、WPMF世界ミニフライ級王座、WMC世界-45kg級王座、2021THAI FIGHTクイーンズカップ-51kg級優勝など。  ペッディージャーはベアナックルファイトのBKFCストロー級王者。  1R、前へ出ていくのはペッディージャー。互いに右ローを蹴る。ペッディージャーのコンパクトな右フックがヒット。ペッディージャーは右ローからこのコンパクトに打つ右フックを多用する。ロープやコーナーを背にしながらパンチを打つペロンピだがスピードがない。左フックにグラついたペロンピはクリンチにいくが、ペッディージャーの右ヒジをもらう。  2Rも前に出ていくのはペッディージャー。右のパンチを中心に打っていき、左ボディやヒジも打つ。左ボディに手応えを感じたが、ペッディージャーが左ボディを連打するとスタンディングダウンに。ペッディージャーは左フックから左ボディ、さらに右ヒジ。ペロンピをコーナーへ釘付けにして攻撃をまとめると飛びヒザ蹴りから左ボディ。ペロンピは声を上げて腹をおさえ、ここでレフェリーが試合をストップした。 [nextpage] ▼キャッチウェイト (134lbs) ムエタイ 3分3R×チャーンゴ・ジットムアンノン(タイ)[KO 2R1分30秒]※右フック〇スライマン・ルクスアン(ミャンマー)  チャーンゴは、ロッタンを擁するジットムアンノンの期待の新鋭。18戦全勝で全てがKO勝ち、そのうち14勝は初回KOという戦績を持つ。2月の『ONE FRIDAY FIGHTS 4』に初参戦すると、カンボジア人選手に1RでTKO勝ちした。入場時にアフロのカツラを被っているのがトレードマーク。  1R、スライマンがワンツー、左右フックで前へ出るが。そのワンツーに同じくワンツーを返すチャーンゴ。  2Rも前に出るのはチャーンゴ。スライマンのパンチの返しをもらいながらも打っていく。右ミドル、左右フックをヒットさせるとスライマンは後退する。さらに前へ出ていくチャーンゴ。そこへスライマンがワンツーで前へ出ていき、右フックを振り抜いてチャーンゴをマットに沈めた。 [nextpage] ▼キャッチウェイト (140lbs) ムエタイ 3分3R〇セクサン・オー・クワンムアン(タイ)[判定3-0]×シルビュー・ヴィテズ(ルーマニア)  セクサンはタイのビッグマッチには欠かせないムエブー(アグレッシブに前へ出てムエタイの全ての技を使って戦うタイプ)のスター選手の一人。2015年9月のラジャダムナンスタジアムにて梅野源治を迎え撃ち、勝利を奪って梅野の進撃をストップした。同年にはラジャダムナンスタジアムの年間MVPにも選ばれている。『RISE WORLD SERIES 2019』に初来日し、-61kgトーナメント1回戦では大雅を破ったが、準決勝では白鳥大珠に敗れた。その後はロッタンやヨードレックペットを相手に連敗が続いたが、2022年は8戦して5勝1敗2分と盛り返してきている。1月の『ONE FRIDAY FIGHTS 1』で初参戦すると、タイソン・ハリソンに判定2-1で勝利。その激闘ぶりにボーナスも支給された。  対するヴィテズは2018年6月のK-1に初来日。「第2代K-1フェザー級王座決定トーナメント」の1回戦で芦澤竜誠に初回KO負けしている。その後はスペイン、メキシコ、タイで多数の試合経験を積み、2022年2月には那須川天心を苦しめたフレッド・コルデイロに勝利。今年1月の『ONE Friday Fights 2』に初参戦するも、ヨードレックペットにヒジ打ちでTKO負けを喫した。ヨードレックペットに続いてセクサンと対戦するという大役を務める。  1R、ジャブと右ローを出し合い、右ローを蹴られるセクサンは前へ出ていき、右ローを蹴られながらもパンチを繰り出す。ヴィテズがス本エルボーを繰り出せば、すぐにセクサンも打ち返す。ヴィテズの右ローからのワンツーにセクサンの右ローと右フック。ヴィテズの右ローにセクサンは身体が流れる。  2R、ヴィテズがワンツー、さらに4連打で攻め行けば、セクサンも前へ出て右ローと左右フック。ヴィテズが右ローと右フックで攻め込み、セクサンも足を止めて打ち合いをみせるが空振りが目立った。どんどん前へ出るセクサンは左右フックとストレートの連打、しかし右ローを蹴られると身体が泳ぐ。  3R、セクサンが前へ出て左右フック、ヒジ。どんどん攻める。ヴィテズがクリンチに来ると首相撲からのヒザだ。パンチを顔面とボディに打ち、接近すると首ヒザに持ち込むセクサン。かなり削れれた様子のヴィテズだが、最後まで逆転を狙ってセクサンと打ち合いに行く。  判定は3-0でセクサンが勝利を手にしたが、熱闘を展開した両者にボーナスが贈られた。 [nextpage] ▼キャッチウェイト (140lbs) ムエタイ 3分3R〇ヨードレックペット・オー・アトチャリア(タイ)[KO 2R 0分27秒]※右フック×サマン・アシュリ(イラン)  ヨードレックペットはラジャダムナンスタジアムでライト級(2015年と2017年)とスーパーライト級(2021年)の2階級制覇、ルンピニースタジアムでも2017年にライト級王者となり、2大スタジアム王座を同時に保持した。2015年にラジャで梅野源治と対戦してTKO勝ちしたが、2016年10月の日本での再戦では判定で敗れラジャ王座を奪われた。2018年4月のKNOCK OUTでは初代王者・森井洋介にTKO勝ちしてKNOCK OUTライト級王座を奪取。同年にはタイのスポーツ界で権威のあるサイアムスポーツ社認定のタイ・スポーツ大賞のムエタイ部門でMVPを獲得している。  2019年4月にはKING OF KNOCK OUTライト級アジアトーナメントで優勝するとともにKING OF KNOCK OUTライト級王座の初防衛にも成功した。その後はロッタンやヌンラーンレックに敗れるなど急激に黒星が増え始めるも、セクサン、クラップダム、センマニー、ルンキットには勝利。2022年12月にルンキットにローキックでKO勝ちしている。パンチ&ローで攻めるファイタータイプでタイで絶大な人気を誇り、今年1月の『ONE Friday Fights 2』に初参戦するとシルビュー・ヴィテズをヒジでTKOに葬った。  1R、アシュリは右ミドルから右ストレート、右ローから右ストレートと右ストレートをどんどん出して前へ行く。サウスポーのヨードレックペットは左インロー。蹴りをフェイントに右ストレートを当てるアシュリにヨードレックペットはさっそくヒジを打つとアシュリも負けじとヒジを打ち返す。アシュリのワンツーから右ヒジもヨードレックペットが右アッパーからの連打。アシュリ負けじとミドルを蹴り返し、右ストレート。打ち合いが続く中、ヨードレックペットが右フックのカウンター。アシュリは大きく身体が泳ぎ、ヨードレックペットがまとめようとしたところでラウンド終了。  2Rもアシュリは積極的に前へ出て行ってヒジを繰り出す。アシュリが足を止めての打ち合いを挑んだところで、ヨードレックペットが右、左、右とフックをヒットさせてKO勝ちした。  ヨードレックペットにはチャトリCEOより2試合連続でのボーナスが贈られた。 [nextpage] ▼フライ級 ムエタイ 3分3R×ブラック・パンサー(タイ)[KO 1R 2分04秒]〇タギール・カリロフ(ロシア)  ブラック・パンサーは76勝16敗の戦績。  1R、パンサーはジャブ&ロー、カリロフも強い右ローを蹴っていく。パンサーはジャブでしっかり距離をとりながらローとミドルを蹴っていき、カリロフは飛び込んで連打へ。右ローを蹴られたカリロフは効いたよう素振りから“もっと蹴ってこい”と自分の足を叩き、いきなりラッシュを仕掛ける。右ボディから右フック、右アッパー、ヒジと頭部に打撃を集中させておいて右ボディからの左ボディ。これでパンサーがゆっくりと倒れ、カリロフの見事なTKO勝ちとなった。 [nextpage] ▼フライ級 5分3R〇和田竜光(日本)[1R 1分52秒 リアネイキドチョーク]×アーネスト・モンティーリャ(フィリピン)  3月17日(金)の『ONE Friday Fights 9』に出場する和田は、2021年10月の『Road to ONE』で竹中大地にスプリット判定勝ち後、2022年1月には体重超過した中国のワン・シュオと61.5kgのキャッチウェイトで戦い、判定勝ちで2連勝。  しかし、2022年6月の前戦でONEフライ級2位のカイラット・アクメトフに判定負けで、王座戦線から一歩後退。今回はルンピニーのリングでの再起の一戦となる。  対戦相手のモンティーリャは、MMA10勝4敗で今回がONEデビュー戦。2014年11月の『PXC46』でアルヴィン・カクダックとバンタム級王座決定戦に臨み、3R リアネイキドチョークで一本負けで戴冠ならず。翌2015年6月には、後にUFCで佐々木憂流迦とも対戦するジェネル・ラウザに1R TKO負けで連敗。  しかし、その後はURCCなどで5連勝中。2018年9月に空位のフライ級王座をジアー・カスティロと争い、1R リアネイキドチョークで一本勝ちでベルトを巻くと、2019年4月には初防衛にも成功している。  その後、試合から遠ざかり、今回の和田戦が3年11カ月ぶりの復帰戦となる。和田にとっては、再び上位陣と戦うために負けられない一戦となる。  1R、ともにオーソドックス構え。モンティーリャの右に右を狙う和田。右の飛び込み。右から組みに行くが、ここは切るモンティーリャが右。  かわす和田は、モンティーリャの右の入り際に右を当てて腰を落とさせると、バックから4の字ロック、身体を伸ばしてリアネイキドチョークをパームトゥパームで極めてタップさせた。 [nextpage] ▼キャッチウェイト (159lbs)5分3R〇ユン・チャンミン(韓国)[判定2-1]×キリル・ゴロベッツ(ウクライナ) 『格闘代理戦争』出身のユンは、2020年11月に高橋遼伍に2R TKO負けも、2021年6月にマ・ジァーウェンにリアネイキドチョークで一本勝ち。2021年11月にタン・カイに1R TKO負け後、2022年10月の前戦でキアヌ・スッバに判定勝ち。  対するゴロベッツは、WWFC等で9連勝後、2022年3月にONE初参戦でいきなりマーティン・ニューイエンと対戦も3R TKO負け。しかし、2022年11月の前戦でブルーノ・プッチに判定勝ちしている。  1R、ともにオーソドックス構え。中央を取るゴロベッツ。ユンはワンツーで前に。ゴロベッツは右ロー。ユンは右を突く。ゴロベッツは左インロー。ワンツーの飛び込みはかわすユン。左ミドルを当てるゴロベッツに組むもヒジ突き離れる。左ミドルはゴロベッツ。  頭を下げてワンツーから右を当てる。低いダブルレッグはゴロベッツ。差し上げるユン。ワンツーから左ミドルまで繋ぐ。右バックフィストのゴロベッツ。ユンは右をかわされる。2発目の左フックに組んでダブルレッグで尻を着かせるユン。すぐに立つゴロベッツに右で差して崩すのはユンもゴロベッツは倒れない。  2R、ワンツーの右で詰めるユンに、ゴロベッツは右を返すとサイドキックも。ワンツーで入るユンをかわすゴロベッツは左の蹴りを織り交ぜる。  ユンはワンツー左ミドルで近づき、シングルレッグでゴロベッツに手を着かせるとスタンドバックから葛sながらヒザを突き、背中に乗るが足をかけられず横に着地。再び組んでがぶりヒザはユン。アナコンダの組みでスタンドのまま絞めに行くもゴング。  3R、ワンツー&右ローはユン。ゴロベッツも右。ジャブのトリプルで前に出るユンに後ろ廻し蹴りはゴロベッツも、蹴りを掻い潜ってシングルレッグはユン。ここは足を抜くゴロベッツ。  互いに軸がぶれる打撃で消耗するなか、右の打ち合い。ゴロベッツの右ボディをかわしたユンはスタンドバックに。背後に引き込み、背中を着かせるが、ゴロベッツもブリッジから立ち上がり。互いに疲弊するなか、ヒザ突き、ユンの組みにスイッチ狙いのゴロベッツは下に。その立ち上がりに左右で詰めてゴング。  判定は2-1に割れて、組みで上回ったユンが勝利した。 [nextpage] ▼フライ級 ムエタイ 3分3R〇ナックロップ・フェアテックス(タイ)[2R 2分45秒 TKO]×チェン・ジャーイー(中国)
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