ファン待望の再来日を果たしたラテスク。前回のようなビッグインパクトを残せるか(C)K-1
2023年3月12日(日)東京・国立代々木競技場第一体育館『K-1 WORLD GP 2023 JAPAN ~K’FESTA.6~』にて、クルーザー級3分3R延長1Rで谷川聖哉(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)と対戦するステファン・ラテスク(ルーマニア)が10日(金)都内にて公開練習を行った。
昨年12月のK-1大阪大会でK-1初参戦を果たしたラテスクは、K-1無差別級トーナメント優勝者&Krushクルーザー級王者のマハムード・サッタリと対戦。当時K-1・Krushで無敗のサッタリをKOで下すというビッグインパクトを残した。
そのインパクトもあってのK-1連続参戦で「子供の時からK-1に出るのは夢だったし、テレビでたくさん見てきたので、本当に自分がそのリングに立てることは光栄だと思った。日本にもう一度呼んでもらえて、さらに光栄に感じているよ」と喜びの声を上げた。
今回はそのK-1の年間最大のビッグマッチである『K'FESTA』で、K-1無差別級トーナメント準優勝者の谷川との対戦に挑む。ラテスクは事前に「谷川は空手出身で蹴りが得意だから、逆にハイキックでKOする」というコメントを寄せていたが、その気持ちは変わらない。「とても強い選手だと思っている」と谷川のことを評したラテスクだが「ハイキックが得意だとは知っていて、だったら同じような技で応えたいし、どっちのハイキックが上かを見せてやるよ」と、ハイキック合戦にも自信を見せていた。
狙うは連続でのKO勝利。公開練習となった2分1Rのミット打ちではド迫力のパンチやキックを連発し、本人が「最高のコンディションで、戦うことが楽しみ。イメージではハイキックでKOしたいんだけど、流れに任せて、その時その時のタイミングで技を出したい」と、KOするイメージもできあがっているようだ。
「相手が日本人なのでファンは間違いなく向こうの方が多いと思うけど、僕のことも応援してくれたらうれしい」と、日本での試合を心待ちにしていた様子のラテスク。今後の目標も「K-1の大会にドンドン参加して、いずれはK-1のベルトを獲りたい」と、ベルト獲りも見据えている。日本のファンの目の前で再びビッグインパクトを起こし、重量級戦線の中心に躍り出るか。