復帰戦が元谷友貴との対戦に決まった朝倉海(C)RIZIN FF
2023年5月6日(土)東京・有明アリーナ『RIZIN.42』の対戦カード発表記者会見が3月6日(月)に行われた。
朝倉海(トライフォース赤坂)が右拳の手術を経て、2021年大みそか以来、1年3カ月ぶりの復帰戦で5連勝中の元谷友貴(フリー)と対戦することが決定。この試合の勝者は、同大会で行われる井上直樹(セラ・ロンゴ・ファイトチーム)vs.フアン・アーチュレッタ(米国)の勝者と、7月末に関東圏での開催を予定している大会で堀口恭司が返上したRIZINバンタム級王座決定戦を行う。
これに反応したのは、朝倉と2022年7月の沖縄大会で対戦予定だった(朝倉が直前で欠場)ヤン・ジヨン(韓国)だ。復帰戦の対戦相手候補のひとりだったが、フアン・アーチュレッタと元谷が朝倉との対戦に名乗りを上げ、朝倉もアーチュレッタとキム・スーチョルと対戦したいと口にし、朝倉の復帰戦の相手は誰になるのかと注目されていた。
MMA7戦無敗、RIZINで2連勝中のジヨンは「韓国人であれ日本人であれ、約束を守らないのは礼儀ではない。 真のファイターなら約束を守れ」と日本語でツイートするなど、朝倉に対戦を迫っていたが、2月25日の『ROAD FC 063』で平澤宏樹を1R TKO。今年開催予定のROAD FC 63kgトーナメントに出場が決定していた。
今回の朝倉vs.元谷戦決定にジヨンは「応援します、kai。これが賢明かもしれない。僕はすごく強くなったんだ」と、当初の対戦予定時よりも強くなっている自分と戦わないのは賢明だ、とツイート。挑発的な言葉ではあるが、無念さも伝わって来るようだ。
これに朝倉はハングルと日本語で「ヤン選手、すぐに約束守れなくてごめんなさい。お互いに勝ち続けていつかもっと上のステージで戦いましょう。僕は負けないので試合をみててください」と返答。お互いもっと大きく成長して注目される舞台で戦おうとした。
ファンからは「アツい」「2人が戦う日を楽しみに待ってます」「2人とも応援します」と、両者のやり取りに“ライバルストーリー”を感じていたようだった。
ヤン選手
— 朝倉 海 Kai Asakura (@kai_1031_) March 6, 2023
すぐに約束守れなくてごめんなさい
お互いに勝ち続けていつかもっと上のステージで戦いましょう
僕は負けないので試合をみててください