2023年3月5日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館『KNOCK OUT 2023 SUPER BOUT “BLAZE”』の前日計量が、4日(土)都内にて正午から行われた。
第8試合と第9試合の間に行われるエキシビションマッチ2分2Rで対戦する、KNOCK OUT-BLACK女子ミニマム級王者のぱんちゃん璃奈(フリー)と“土木ネキ”こと坂本瑠華(スナイパーセキュリティー)も計量を行った。
大胆なデニムのビキニで現れたぱんちゃんは52.75kgで計量をパスすると笑顔のガッツポーズ。坂本も同じく52.75kgで計量をパスした。
続いての会見で坂本は「急遽こんな大舞台に立たせていただくことになってちょっとビックリしていますが、こんな機会は他の選手にもめったにないことなので明日は全力で楽しみたいと思います」と挨拶。
ぱんちゃんは「この1年間、本当にたくさんの方に、ファンの方、そして応援してくださっている力を貸してくださっている方にご心配とご迷惑をたくさんかけてしまって。1年ぶりにこうしてやっとリングに立てるのが夢のようで、団体の皆さん、対戦相手の坂本選手、宮田さん、本当にありがとうございます。1年ぶりのリングですが、1年前よりめちゃめちゃ強くなっているのでその姿を必ずお見せします」と、事件から再びリングに立てることが夢のようだと話し、強くなった姿を見せたいとする。
今回の反響について聞かれたぱんちゃんは「間違いなく今回の試合がエキシビションですが一番注目されていると思っているので、これが逆にチャンスだなと思っています」ときっぱり。蹴り無しのパンチのみのルールになったことには「蹴りの練習も1カ月前から再開しているんですけれども、まだ7割くらいなのかなと思っていて。来月辺りでそれは考えています。今回はボクシングルールでさせていただきます」と、蹴りはまだ本調子ではないということでこのルールになったと説明。
そのパンチに関しては「最後にリングに立った1年前よりも150%くらいになっています。めちゃめちゃ伸びています」と、かなりの進化を遂げていると話した。
対する坂本は今回のオファーが来た時に「夢かなと思いました」と言い、「私、元々ずっとぱんちゃんさんと戦いたいと生意気に言ってきていて。実際、明日はエキシビションなので半分夢が叶ったかなと思います。それをこんな時代ですので自分の夢や目標を諦めている人たちに、自分を貫き通せば夢って叶うんだぞってことを皆さんに見てもらいたいですね」とのメッセージを伝えたいとする。
ルールがパンチの攻撃のみと聞いた時にどう思ったかとの質問には「次、私がもっと強くなってキックボクシングでやれればいいんじゃないかと思っています」と、いつかキックボクシングルールで試合が出来れば、と答える。「夢が半分」というのも「本戦じゃないし、元々やってたキックボクシングじゃないというのがあって」との理由からだが「憧れの選手のパンチを受け止められるっていうことが半分夢が叶うってことじゃないかと思っています」と語った。
さらに坂本はこのエキシビションでインパクトを残し、KNOCK OUTに本格参戦したいと思っているかと聞かれると「思っています」と答える。
今回のエキシビションマッチは勝敗決定、および判定は行わないが、試合の中でいずれかの選手が試合続行不可能となった場合は、その時点で試合は終了する。つまり、RIZINで行われるスタンディングバウトルールなどと同じでKOが認められている。
そのことについて両者に聞くと、坂本は「出来たらそこを狙いたいです」、ぱんちゃんは「今の立場で言うのはアレなんですけれど、必ず4分で倒します」と両者ともKOを狙っていくとした。