栗山「1週間に2日レスリングを追加、打撃も結構変わっている」
ビッグネーム・中井りんとの試合を控えた栗山葵(SMOKER GYM)は56.35kgで計量。
計量の壇上では、「中井選手がこれから海外での試合や活動に向けてウォーミングアップ程度に試合したいということなので、それに選ばれたのが栗山葵って私やったんですけれども。全然相手にもされてないと思っているんですけれど、SNSでの誹謗中傷とかあまり言いたいこと言えない時代かも知れないですけれど、お前ふざけんなって感じですね。
私も負けるためにやってきたわけちゃうし、勝つために自分と仲間を信じてここまでやってきたし、大阪は人が少ないのでいろいろなジムで出稽古させてもらって、いろいろな人の応援とかもあるので、私も“負けました”ってヘラヘラして帰れないので、そこら辺のプライドは持っているので、しっかり自分の全てを持って出してブッ潰しに行こうと思います」と、かませ犬にはならないとした。
計量後に話を聞くと、「中井選手との試合は当初は5月くらいにという話だったんですが、2月にということになって、どっちにしろやりたかったのでやるしかないなと」と、11月の藤田翔子戦での判定勝ちから準備期間は多くは無かったものの、対戦に尻込みすることはなかったという。
強力なグラップラーである中井との試合に向け、特に強化したのはレスリング。「1週間に2日レスリングを入れるようにしました。私のファイトスタイルを活かして打撃をやるためには、寝技を切っていかないといけない。そこを強化するために、BLOWSと稲垣組にも出稽古してきました」と、テイクダウンディフェンスに自信をのぞかせた。
相手のテイクダウウンを切ることで、栗山が打撃を当てる局面が増えてくる。そこではシャープで伸びる左のみならず、新たな武器も手に入れたという。
「打撃も結構、前と変わっていると思います。今回は3R制でヒジ打ちもあるし、相手が組んできてもさまざまなカウンターも用意してあります」と、11月の藤田翔子戦から進化していると語る。
女王が強さを見せるか、左のキラーがアップセットを起こすか。試合の模様はSPWNおよびニコニコ生放送でもPPV配信される。