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【修斗】世界フェザー級王者・SASUKEが初防衛戦「ならず者のように勝ちを獲りに行く」×3度目の対戦の飯田健夫「ワクワクが止まらない」、連勝中の榎本明がスソンと激突、澤田龍人vs.安芸柊斗、新井丈vs.関口祐冬も=3月19日(日)後楽園

2023/02/13 17:02
 2023年3月19日(日)東京・後楽園ホールで開催されるプロ修斗公式戦のメインカードが発表された。  世界フェザー級王者・SASUKE(マスタージャパン東京)が飯田健夫(挑戦者・同級世界1位/フリー)を相手に5分5Rの初防衛戦に臨む。 SASUKE「心に響く試合を」  両者の初対決は8年前に行われた第22回全日本アマチュア修斗選手権に遡る。  ウェルター級決勝戦で両者は対戦。SASUKEは、トーナメントの途中で前腕を骨折する負傷に見舞われながら果敢に戦うも、勢いに乗る飯田が全日本を制覇。  2戦目は2016年7月の新人王決定トーナメント2回戦で激突。両者は開始早々から感情をぶつけあい、熱戦を展開するも結果はドロー。ジャッジは優勢ポイント2-1という僅差で飯田を支持するが、今度は飯田がこの試合で負傷し、準決勝にSASUKEが進出。準決勝で小川将貴をTKOに沈めたSASUKEは、決勝で山本健斗デリカットに敗れている。  全日本選手権で負傷した箇所が癒えないまま戦い続けていたSASUKEは、そこから約3年間に渡る長期戦線離脱を余儀なくさせられる。  しかし、復帰後は7連勝を飾り、環太平洋王座に続き世界王座も奪取。2022年6月に開催された『Road to UFC』のフェザー級トーナメントに選出されるが、試合中に肘を負傷し惜敗。4カ月後には再び『Road to UFC』のワンマッチに出場し、バ・ラジンを相手に見事に判定勝利を収めている。  2021年7月の工藤諒司戦以来の国内復帰戦に向け、SASUKEはSNSで、「日本で試合をするのは約1年半ぶりくらい~3度目の対戦、これは王者のディフェンドファイトじゃない。チャレンジャーでもない。ならず者のようにでも勝ちをとりに行くつもりです。気合い入ってきた!!」と記し、その想いを長文で投稿している。 飯田「7年ぶりの決着をつける!」  一方の飯田も階級をフェザーに変えてからは抜群の安定感を誇り、2021年10月の木下 カラテ戦の判定勝ち以降、4連勝中で、後藤陽駆と山本健斗デリカットを初回リアネイキドチョークで極め、2022年9月の前戦では 論田愛空隆に右ストレートを効かせて3R TKOに下し、3連続フィニッシュ勝利を飾っている。  試合後、飯田は、「1位で寝技しか出来ないと思われてるので、今回ほぼ打撃一辺倒でいきました。SASUKE選手がROAD TO UFCでタイトルマッチが出来ないんで、暫定王座やらせてもらえませんか。北海道で嫁待っていて、東京で格闘技をやらせてもらっています。今の僕、めっちゃ強いです。暫定王座、よろしくお願いします」とアピール。今回のSASUKE戦決定に「7年ぶりの決着をつける! もうワクワクが止まらない」と、活動拠点を東京に移し、最高の状態で念願のタイトルショットを迎える。  過去の2戦においては1勝1分で飯田が優勢と言えるが、因縁渦巻く7年ぶりのマッチアップの結末はいかに。  飯田が悲願の初戴冠となるか? SASUKEが8年越しの因縁に終止符を打つか? フェザー級新時代の幕開けを飾るに相応しいメインイベントに注目だ。 [nextpage] バンタム級新世代対決、スソンvs.榎本明  また一癖も二癖もある強者が揃い、どの試合も激戦の連続で“黄金の階級”と言われる修斗バンタム級注目の一戦が決定した。  ABEMAで放送された『格闘代理戦争』では今は亡き山本“KID”徳郁の推薦を受け、今もその思いを拳に乗せて戦うスソン(KRAZY BEE)。  修斗初参戦では“津田沼の新特攻隊長”齋藤翼に打ち勝ち、そのポテンシャルを爆発させた。  そんな“KID最後の遺伝子を背負う男”スソンが再び後楽園ホールで対するのは、約2年の負傷欠場明けから、ガッツ天斗、松下祐介を相手に2連勝と波に乗る榎本明(リバーサルジム東京スタンドアウト)。  バンタム級の未来を見据えたニュージェネレーションによる一戦だ。 [nextpage] ONEから修斗参戦の澤田龍人が、3連勝中の安芸柊斗と対戦。新井丈vs.関口祐冬も  その他にも、既に発表済みの注目カードとして、ONE Championshipとの専属契約を終え、約5年振りの国内復帰戦となる澤田龍人(AACC)が世界ストロー級1位・安芸柊斗(同級世界1位/MMAZジム)と激突。  澤田は2022年3月のONEでの仙三との2R TKO負けの激闘以来の試合。対する安芸は、2021年2月に山北渓人に敗れて以降は、田上こゆるに判定勝ち。そしてマッチョザバタフライ、マルザヘンペーソクをいずれも1R KO・TKOに下している。修斗3連勝の安芸と、ONE3連敗からの復活を目指す澤田のサバイバルマッチだ。  そして、2033年11月の後楽園ホール大会で舌戦を展開し、俄然注目度が上がった“新井丈フライ級侵略第2戦”。  猿丸ジュンジをKOで破り、現世界ストロー級王者に君臨する新井丈が、階級を越えてフライ級ランキング1位の関口祐冬の首に狙いを定めた。  新井が2階級制覇に王手を掛けるか? それとも関口が同門の猿丸ジュンジの仇を討つか? 階級を越えた戦いは、ヒリヒリ感漂う、瞬き厳禁・KO決着必至のフライ級戦となる。  これで4試合が決定した後楽園ホール大会の今後のカード発表にも注目だ。 【新たに決定した対戦カード】 ▼世界フェザー級チャンピオンシップ 5分5RSASUKE(王者・初防衛戦/マスタージャパン東京)飯田健夫(挑戦者・同級世界1位/フリー) ▼バンタム級 5分2R榎本明(リバーサルジム東京スタンドアウト)スソン(KRAZY BEE) 【既報カード】 ▼フライ級 5分3R関口祐冬(同級世界1位/修斗GYM東京)新井 丈(キングダムエルガイツ・和術慧舟會HEARTS)※世界ストロー級王者 ▼ストロー級 5分3R安芸柊斗(同級世界1位/MMAZジム)澤田龍人(AACC)
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