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【極】新グラップリング大会『極~KIWAMI~』ノーギで手塚基伸vs.石黒翔也、新居すぐるvs.小見川道大、道衣で伊集龍皇vs.高橋逸樹、エキシで所英男vs.村田良蔵も=3月19日(日)旗揚げ

2023/02/09 17:02
【極】新グラップリング大会『極~KIWAMI~』ノーギで手塚基伸vs.石黒翔也、新居すぐるvs.小見川道大、道衣で伊集龍皇vs.高橋逸樹、エキシで所英男vs.村田良蔵も=3月19日(日)旗揚げ

(C)ゴング格闘技

 2022年3月19日(日)千葉・幕張メッセ国際展示場8ホールで開催されるグラップリングの新大会『極~KIWAMI~旗揚げ戦』のカードが発表された。同大会は、7団体が集結したプロMMA新人戦『2023年第1回 JMMA Rookies Cup 一回戦』と同日に同じ会場で行われる。

 会見には『極』を起ち上げたスポーツ柔術日本連盟(SJJJF)の村田良蔵代表と李英俊コミッショナー、出場選手が出席。

 村田代表は冒頭で「近年、世界的に寝技の大会が人気で、日本でももっと多くの方に寝技の大会を見てもらいたい。“極める”にこだわるプロ興行。試合の合間にエンターテインメント性も入れて、寝技を知っている方も、知らない方も楽しめる大会にし、たくさんの人に見てもらえることで、寝技はもちろんのこと、柔術そのものの認知も上げて、一人でも多くの人に柔術を知ってもらい、取り組んでもらえるきっかけになればと思います」と挨拶した。

 ルールは、スポーツ柔術のノーギ(道衣無し)ルールで、5分1R 。サドンデスが無く、同点の場合、3人のレフェリーによるジャッジ判定になる。

 スポーツ柔術ルールは「アドバンテージ無し」、明確なポジションによってポイントが入り、テイクダウンで2P、ダブルガードで立ち上がった方に2P、ニーオンザベリーで2P、パスガードで押さえ込むと3P、マウント・バックマウントで4Pとなる。また、外掛け、ヒールホールドは反則。

 この「道衣あり」では、2023JBJJF 無差別級全日本柔術選手権アダルト紫帯3位の伊集龍皇(パラエストラ小岩)と、ジュブナイル青帯のフェザー級優勝者・柔術甲子園 3連覇の高橋逸樹(CARPEDIEM)が、極スポーツ柔術ルール62㎏以下契約で対戦する。

 両者は、2022年の『JBJJF第23回全日本ブラジリアン柔術選手権』オープンクラス(無差別)の準決勝で対戦し、伊集が腕十字で一本勝ちしており、今回は再戦となる。

 高橋は「伊集くんとは全日本の柔術の試合で負けているので、そのリベンジをして極めて勝ちたい」と抱負。対する伊集は、「逸樹くんとは今回で2回目なんですが、今回も一本だけを狙って勝てるように頑張ります」と返り討ちにするした。

 BanG Dream!(バンドリ!)の法被を着込んだ伊集は、修斗でも活躍しており、今後も「グラップリングも柔術もMMAも全部出たい」という。

 ノーギの66㎏以下契約では、GRACHANバンタム級王者・手塚基伸(シークレットベースドミネート/コブラ会)と、2021年全日本柔術選手権黒帯ライトフェザー級優勝・石黒翔也(CARPEDIEM)が対戦。

 会見に出席した石黒した石黒は、「手塚選手はRIZINにも出場している選手で、すごく対戦を楽しみにしています。極め技が得意で手塚選手も寝技が得意と聞いたので、すごく面白い試合になるんじゃないかと思います」と期待の表情。

 続けて、「61から70kgくらいの間なら誰でもいいと言っていました。66kg契約は自分にとってはナチュラルな体重。特に減量もなく試合も出来ます。最近すごくグラップリングの練習をしていて、柔術よりも体重差はあまり関係ないかなと感じています。足関節もあり道衣のグリップが無い分、技術で攻防が出来るかなと。極という大会の名前に則した極めにこだわる。5分は本当は結構、極めるのは難しい時間。その中で極めるのが価値がある。足関節か三角絞め、バックチョークで極める」と意気込みを語った。

 また、ノーギの74㎏以下契約では、RIZINでも活躍する新居すぐる(HI ROLLERS ENTERTAINMENT/Yawara Jiu-Jitsu Academy)と、元UFCファイターで2022年2月にMMAを引退した小見川道大(NEO JUDO ACADEMEY)が対戦。

 会見に出席した新居は、「小見川さんは、柔道でもMMAでも大先輩でリスペクトしています。MMAでも対戦したいなとずっと思っていた選手で、今回、こうしてグラップリングで対戦できるということで、僕はポイントとか考えたことがなくて、常に極めに行く寝技をするようにしているんで、小見川さんには『僕はアームロックで絶対極めに行くんで、アームロック対策しといてください』と伝えたいです。リズペクトを込めて極めに行きます」と、極め技を予告した。

 小見川は主催者を通じて「新居選手、とても極めの強い選手で一本とるか、とられるか? の一瞬のミスも許されない緊迫した試合を楽しみたいと思います。どうぞよろしくお願い致します」とのコメントを発表している。

 そのほか、スペシャルエキシビションマッチ70㎏以下契約として、主催の村田良蔵(Yawara Jiu-Jitsu Academy)が、所英男(リバーサルジム武蔵小杉)と対戦。

 SJJIF世界選手権マスター2黒帯フェザー級で2連覇している村田は、所との対戦に向けて、「所選手は、僕が柔術を始めた頃には地上波で見ていた憧れの大先輩。胸を借りるつもりで、しっかり戦っていきたいと思います」と抱負。

 所はコメントで「『極~KIWAMI~旗揚げ戦』に呼んでいただきありがとうございます。今回、村田良蔵選手とのエキシビジョンになりますが、観てくださる方に喜んでいただけるよう頑張ります。村田選手はとてもいい選手だといろんなところで耳にします。素晴らしいテクニック、世界の強さを体感できることがとても楽しみです。
精一杯頑張ります!」と記している。

 また「参戦予定選手」として、マイケ大浦(全日本階級&無差別優勝/IGLOO)、岡本裕士(全日本マスター柔術選手権2022 マスター3黒帯ミドル級優勝/RJJ)の出場も発表された。

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