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【Bellator】ヒョードル「トラッシュトークではなく、戦闘能力によって評価されたい。それが私の皆の記憶に残る方法です」=2月5日(日)引退試合で王座挑戦

2023/02/03 15:02
【Bellator】ヒョードル「トラッシュトークではなく、戦闘能力によって評価されたい。それが私の皆の記憶に残る方法です」=2月5日(日)引退試合で王座挑戦

(C)Bellator

 2023年2月5日(日本時間)、『Bellator 290: Bader vs. Fedor 2』(U-NEXT生配信)で、いよいよ“最後の皇帝”エメリヤーエンコ・ヒョードル(ロシア)が引退試合を迎える。

 現Bellator世界ヘビー級王者のライアン・ベイダー(米国)にタイトルマッチで挑戦するヒョードルは直前会見で、対戦相手を煽ることはせず、「トラッシュトークや今流行りのネットの嫌なことではなく、ファイトスキルに基づいて評価されたい。それが私の皆の記憶に残る方法です」と語った。

 また格闘技界から離れることを表明したハビブ・ヌルマゴメドフについて問われると、「ハビブが決めたこと。彼が選んだことにとやかく言うことはありません。このスポーツはファイトキャンプもあり、なかなか家族との時間が取りづらいから」と理解を示しながらも、自身については、「このスポーツは自分の人生の全てであり、一部でもある。これから何があったとしても、自分の経験や知識をチームやファミリーに分け与えていきたい。このスポーツは自分の血の中にあります」と、今後も格闘技とともに生きていくことを語った。

ヒョードル「最も重要な試合は、PRIDEでアントニオ・ノゲイラとベルトをかけた最初の王座戦」

─現在46歳で、ヘビー級王座に挑戦をする思いをお聞かせください。

「まずはライアンに挑戦を受けてくれてありがとうと言いたい。これでようやく現役を終えることができます(微笑)。(46歳で王座挑戦は)自分でも驚いている。コンディションをよくキープして、技術を熟成させてきたことがここにいる理由です。もちろん、チームのみんなにも感謝しています。私はかなり良いキャリアと様々なスキルのパッケージを持っていたので、晩年までそのスキルを維持するように努めました。

 私はMMAファンから、そのスキルに基づいて人気とファンベースを獲得した選手として記憶されたいです。トラッシュトークや今流行りのネットの嫌なことではなく、ファイトスキルに基づいて評価されたい。それが私の皆の記憶に残る方法です」

──最後の試合にしてタイトルマッチに臨むモチベーションは?

「この試合のモチベーションは、試合を終えることができたら、とても嬉しいということだけです。私の試合はすべて覚えている、それがどんなに早いものであっても。すぐに終わった試合もあれば、そうでない試合もある。最も重要で、今でも覚えているのは、PRIDEでのアントニオ・ノゲイラとのベルトをかけた最初の試合です」

──あなたの引退試合に向けて、あなたと対戦したダン・ヘンダーソンやマーク・コールマン、ランペイジ・ジャクソン、チェール・ソネンらが会場に訪れるようです。

「土曜日の夜、伝説の選手たちや昔から知っている選手たちが応援に来てくれるのは本当にありがたいこと。本当に嬉しいです。ケージの中で一緒に戦った仲間に会って話ができるのはとても幸せなことです」

──2000年のプロMMAデビューから22年間をどう振り返りますか。

「キャリアをスタートさせた当初は、柔道からプロに転向したばかりの頃。ジムに通うのもすべてが初めてだったので、何をすべきか学ばなければなりませんでした。MMAの大会のVHSテープを見ていました。そのチャンピオンを見て、自分も最高レベルで彼らと戦えるんだと思った。私にできないことではなく、ただ一生懸命に努力すればいいのだと。自分がこのようなキャリアを歩むことになるとは、予想も想像もしていなかった。ただ、戦うこと、できる限りの準備をすること、そしてすべての試合に勝つことだけを考えていました」

──ほんとうにこれが最後の試合になるのでしょうか。

「MMAのスターがボクシングに参戦し始めるのを見ている。自分もそうできないかと考えたこともあるけど、これで完全に戦うことを終わりにしたい。

 若いチームメイトがこれほどまでに成功しているのを見るのは素晴らしいことです。今までずっと最高レベルで戦ってきて、今は新しい世代のファイターがやってきてベルトを獲得し、良いキャリアを積んでいる。私が残していく遺産があります」

──ハビブ・ヌルマゴメドフは引退後、さらにMMA界から完全に退くと言いました。あなたはそういうことも考えていますか?

「いいえ。自分にはチームがあって彼らがいる限りずっと関わり続ける。ファミリーだから、何があろうと自分はいつも彼らとともにいます。このスポーツは自分の人生の全てであり、自分の人生の一部でもある。これから何があったとしても、自分の経験や知識というものを分け与えていきたい。もちろん何か趣味を見つけたりするかもしれないけど、何が起ころうともこのスポーツは自分の血の中にあります」

──では、ハビブの決断というのは理解できるものでしょうか、あるいは驚きをもって聞いたでしょうか。

「それは、ハビブが決めたこと。彼が選んだことにとやかくいうことはありません。このスポーツはファイトキャンプもあり、なかなか家族との時間が取りづらいから」

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