ヴァンダレイ・シウバ「なんて美しいキャリアなんだ」
「15年間UFCで戦ってきて、自分の母国でラストマッチを迎えられることが嬉しい」というショーグンが、最後に戦うのは、ウクライナのイーホル・ポティエリア(18勝3敗)。
「WWFC 19」での三角絞めでの一本勝ち後、「ダナ・ホワイト・コンテンダーズシリーズ2021」での1R TKO勝ちでUFC入りを決めた26歳で、2022年7月の『UFC 277』でオクタゴンデビューも、ニコラエ・ネグメレアヌに2R TKO負け。18勝中8つのKO・TKO、6つの一本勝ちをマークしている。
ショーグンは、2010年にリョート・マチダを下し、UFC世界ライトヘビー級王者に輝いたが、2022年5月のオヴィンス・サン・プルー戦で判定負けで、実に8年ぶりの2連敗。引退の噂が囁かれるようになっていた。
今回の引退の報道に、元シュートボクセの盟友のヴァンダレイ・シウバは「ジムで彼のキャリアを最初から見てきた。信じられないようなファイターで、私がこれまで見てきた中でトレーニングもファイトも最高のファイターの一人だ。彼の遺産は永遠に残るだろう。彼は間違いなくブラジルを代表する選手で、これまで見てきた中で最も勇敢でスキルの高い一人だ。なかでも日本でヒカルド・アローナとのGPでKO勝ちした試合、それとMMA史上最高の試合の一つであるアントニオ・ホジェリオ・ノゲイラとの試合は印象深い。私は彼とトレーニングし、多くの試合を生で観戦できたことを誇りに思っている。おめでとう、兄弟! なんて美しいキャリアなんだ」と、コメントを送っている。