2023年2月に開催される『BreakingDown7』にて、杉田風夏との対戦が決まったせりな(和田静里奈)が自身のYouTubeチャンネルにて試合への意気込みを語った。
せりなは高校生の時にKWFヨーロッパ極真空手道選手権大会ジュニアの部で2連覇、2017年新極真会カラテドリームフェスティバル全国大会高校女子軽量級優勝、第11回JKJO全日本ジュニア空手道選手権高校女子50kg未満の部3位などの実績を持つほか、数々の空手大会で入賞歴がある
11月3日に開催された『BreakingDown6』に初出場し、得意の蹴り技を駆使して勝利したところ、朝倉未来が「ポテンシャルがエグい」「次の女子格闘技を引っ張る存在になれるんじゃないか」とその才能に惚れこみ、1年間の契約を結んだ。この契約は「YouTubeとか始めてもらって。1年間毎月20万とか払うのでただ練習してください」(朝倉)というもので、1年間で女子格闘技界のスターを目指す。
大阪から上京して一人暮らしを始め、朝倉兄弟の拠点であるトライフォース赤坂で日々練習を積んでいるというせりな。今回は朝倉未来と契約してから最初の試合となるためプレッシャーも大きいようだ。
「気持ちは凄い緊張してるんですけれど、楽しみだなと思います。緊張の方がデカいです」と話す。
対戦相手の杉田は極真空手の全国大会で3位になったことがあると言い、アマチュアキックボクシングで3戦して2勝している。オーディションでは共にせりなを対戦相手に指名した和道流空手4年、キックボクシング2年半だが試合には出たことがないという高校生の吉本アンと対戦し、パンチで圧倒。せりなとの対戦権利を得た。
「パンチもキックもちゃんとしていて、何からオーラがあって強そうでした。パンチめっちゃ強かったですね。あとヒザも強かったですね」と印象を話すせりな。
「会場ではせりなさんとやりたいですって言ってもらえたんですけれど、あんまし何言ってるかは分からなかったので申し訳なかったです(笑)」と、アピールはあまり耳に入っていなかったと笑う。
前回は空手の蹴り技を駆使して勝利したが、今回は「パンチやりたいと思いますね。バチバチにパンチ(の練習)やっています。足も使いながらパンチもやりたい」と、上京してから磨いてきたパンチを試してみたいとする。
自信のほどを聞かれると「勝つ自信しかないですね」ときっぱり。両親からは「天狗にならないように」との忠告を受けたという。
空手時代は週1で試合に出て、試合が全国大会へ向けての調整のようなものだったが『BreakingDown6』の前には2年ブランクがあり急ピッチで仕上げた。今回は試合間隔も取り戻し、新しい環境で迎える試合だけに前回とは違ったものになりそうだ。
全国大会で初優勝してからは、吐くほどのプレッシャーがあったというせりな。今回は鼻血が出たが、兄から「それはチョコレートの食べ過ぎだろ」と言われたと笑った。