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2023年2月4日(日本時間5日)に米国CBSネットワークテレビジョンが13年ぶりにMMAを生放送する『Bellator 290: Bader vs. Emelianenko 2』(米国カリフォルニア州イングルウッドのキア・フォーラム)の追加カードが7日、発表された。
エメリヤーエンコ・ヒョードル(ロシア・46歳)の引退試合にしてリベンジマッチ、そしてヘビー級王者ライアン・ベイダー(米国・39歳)にとって3度目の王座防衛戦となるメインイベントの王座戦のほか、14カードが発表となっている。
【写真上】モウリー(左)は2022年8月の前戦でワレンティン・モルダフスキーと対戦もアイポークを受けてNCに。(C)Bellator
【写真下】PFL2019年シーズン覇者のイサエフは3年2カ月ぶりの復帰戦。(C)PFL
ヘビー級では、スティーブ・モウリー(米国)と。アリ・イサエフ(ロシア)が対戦。30歳のモウリーは2022年8月の前戦でワレンティン・モルダフスキーと対戦もアイポークを受けてノーコンテストに。対する39歳のイサエフは2019年のPFLヘビー級でデニス・ゴルソフを残り1秒で右フックでダウンを奪ってのパウンドで逆転TKO勝ちして以来、3年2カ月ぶりのMMA復帰戦となる。
ウェルター級では、元コンテンダーのロレンツ・ラーキン(米国)が、15勝1敗のムハメッド・ベルハモフ(ロシア)と7月のノーコンテスト(※ラーキンの後頭部へのヒジでベルハモフが続行不可能)以来の再戦。10月大会で元LFA同級王者ジャリール・ウィリスを初回ギロチンチョークで一蹴している元ACBの強豪は、元UFCのラーキンに対しても怪物ぶりを発揮できるか。
また、元バンタム級王者のダリオン・コールドウェル(米国)が、9勝2敗のニキータ・ミハイロフ(ロシア)と対戦。
堀口恭司に2連敗したコールドウェルは、その後フェザー級でヘンリー・コラレスとアダム・ボリッチに勝利も、AJ・マッキーに一本負け。バンタム級に戻してもレアンドロ・イーゴ(※イーゴの体重超過で62.36kgのキャッチウェイト戦)にスプリット判定負け、2022年1月の前戦でエンリケ・バルソラに3R TKO負けで3連敗中。
対する24歳のミハイロフは、MMA5連勝から2022年4月にバルゾラに判定負けを喫しており、ともにバルゾラに敗れた者同士、トップ10入りを目指す戦いとなる。
6つの「米露対決」が組まれたCBS大会。
コ・メインでは、2022年6月にゲガール・ムサシに5R判定勝ち、12連勝でBellator世界ミドル級王座についたジョニー・エブレン(米国・31歳)が参戦。同級3位のアナトリー・トコフ(ロシア・32歳)と対戦する。
ATTのレスラー・エブレンに対し、MMA31勝3敗、7連勝中のトコフは、2015年にRIZINにも参戦(AJ・マシューズに1R KO勝ち)したヒョードル門下生。コンバットサンボをベースに17のKO・TKO勝ち、7つの一本勝ちを誇る。メインに繋がる米露対決でミドル級のベルトを巻くのは無敗のエブレンか、ベテランのトコフか。
ほかメインカードではウェルター級でATTで2連勝中のサバ・ホマシ(米国・8位)と、同じく2022年に2連勝のブレナン・ワード(米国)が対戦。
1月に元LFAの難敵ジャリール・ウィリスを肩固め、6月にメイコン・メンドーサを右オーバーハンドで、いずれも初回フィニッシュしているホマシにとって、同大会に出場する7位のネイマン・グレイシー(ブラジル)より内容で上回りたい2023年初戦だ。