“ラストエンペラー”エメリヤーエンコ・ヒョードル(ロシア・46歳)の引退試合が2023年2月4日(日本時間5日)、米国カリフォルニア州イングルウッドのキア・フォーラムで開催される『Bellator 290: Bader vs. Fedor 2』にて、ライアン・ベイダー(米国)と対戦することが19日、発表された。
2011年11月からRIZIN含め5連勝後、2017年6月にBellatorデビューを果たしたヒョードルは、マット・ミトリオンに1R KO負けを喫するも、フランク・ミア、チェール・ソネンに1R TKO勝ち。2019年1月の「Bellatorヘビー級ワールドトーナメント決勝戦」でベイダーと対戦し、わずか35秒、左フックからのパウンドで1R KO負けしていた。今回は、ヒョードルにとってリベンジマッチとなる。
ベイダー戦後、ヒョードルは2019年12月の日本大会でクイントン・“ランペイジ”・ジャクソンに1R TKO勝利、2021年10月の前戦ではティモシー・ジョンソンにも1R、右フックによるKO勝ちで2連勝中で、「引退試合」の相手をして様々な対戦相手の名前が挙がるなか、現Bellator世界ヘビー級王者との再戦を望んだことになる。
今回の「ヒョードルvs.ベイダー2」は5分5Rのヘビー級タイトルマッチとなり、米国で最も視聴率の高いテレビネットワークであるCBSのプライムタイムで生中継が決定している。
CBSでのMMAのライブ放送は、2010年にスコット・コーカー代表による「STRIKEFORCE」が最後となっており、同局は2008年~2010年にかけて、計5回のMMAイベントを放送していた。
コーカー代表は、「我々は、このブランドを今日のような世界的な大企業に成長させるためにたゆまぬ努力を続けており、CBSのゴールデンタイム枠は常に我々の重要な目標の一つでした。世界最高峰のファイター、新進気鋭のプロスペクト、伝説的なファイターが勢ぞろいしているこのイベントを、アメリカで最も視聴率の高いネットワークで紹介できることをとても嬉しく思っています」とのコメントを発表している。
また、19日の『Bellator 288』のメインイベント「ライトヘビー級GP決勝戦・ワジム・ネムコフvs.コーリー・アンダーソン」の勝者が、2月の『Bellator 290: Bader vs. Fedor 2』のコメインで同級4位のヨエル・ロメロと対戦することが決定している。