(C)3150FIGHT
2023年1月6日(金)エディオンアリーナ大阪第1競技場にて、ボクシングの『3150FIGHT vol.4』が開催された。
第2試合では、ヘビー級(90.7kg以上)4回戦で、サトシ・イシイこと石井慧(ミツキ)が、プロボクシング2戦目で、韓国のハン・チャンス(1勝1TKO)とヘビー級4回戦で対戦した。
前日計量で112.5kgの石井に対し、ハンは101.5kgと11kg差のあるヘビー級戦。
石井は、2022年8月の「3150FIGHT vol.3」で高山秀峰(スパイダー根本)との同級4回戦に出場し判定勝ち。チャンスはプロボクシング1勝(1TKO)。
▼第2試合 ヘビー級(90.7kg以上)4回戦
△サトシ・イシイ(ミツキ)
[4R ドロー] ※39-37、38-38×2
△ハン・チャンス(韓国)
1R、サウスポー構えの石井。オーソのチャンスの左ジャブを右にかわしてのオーバーハンドの左フックをいきなりヒット!、さらに右を当てる。チャンスは頭を下げての右ボディ、左右フックを振るが、バッティングの「注意」。右回りの石井は詰めての右フック、頭をつけて接近戦も挑む。クリンチアッパーはチャンス。いったん離れる石井に右ストレートを振る。石井のラウンド。
2R、左から右を強振するチャンス。潜る石井はガードを固めて前に出ると左のショート。しかし、接近戦でチャンスは右アッパーを見せる。下がる石井に大きな右フックを振るチャンス。石井は左を返すと近距離でのボディの打ち合い。チャンスが取り返したラウンドか。
3R、右回りの石井。チャンスのワンツーの打ち終わりに中に入って右。相手の打ち返しにはサイドに回る。右を強振するチャンスにコーナーに押し込み左右フック の石井に、コーナー背に右アッパーを突くチャンス。ブレーク。
左ボディストレートの飛び込みは石井。さらにコーナーにつめての左ストレートをヒット! 際のクリンチアッパーがパワフルなチャンス。石井も左ボディ、アッパーを返すがブレーク。甲乙つけがたいラウンドに。
4R、左ジャブを突くチャンスに、押し込み左右ボディを突く石井。チャンスは右ボディ、顔面と打ち分ける。ブレーク後も押し込まれながらも左ボディ右アッパーを突くチャンス。石井は押し込んで頭をつけて声を出しながら左右フック、しかしチャンスもスペースが足りないが右アッパーを返す。石井はブレークからなおも右フックを突いてゴング。最終回をモノにしたか。
判定は1者39-37で石井を支持も、決定打に欠け、2者が38-38の1-0でドロー。両者による記念撮影も、石井は早々に切り上げてリングを後に。
(C)3150FIGHT/ABEMA「ボクシングチャンネル」にて生配信中
前戦では、クロアチアでプロライセンスを取得し、ボクシングマッチに臨んだ石井だが、今回の試合のために、大阪府堺市のミツキボクシングジム所属として、JBC(日本ボクシングコミッション)のボクシングライセンスを取得。4回戦を戦ったが、試合後の取材ではボクシング“引退”を示唆している。JBCルールではMMAとボクシングの兼業が禁じられており、今後の去就が注目されていた。
MMAでは、世界最高峰のUFCを目指す石井は、K-1挑戦、グラップリング、そしてボクシングといずれもその競技自体に集中して取り組んできた。それらを融合させたMMAの試合が次戦となるか。
昨日の試合はドローでした。チャンスを与えてくださった亀田プロモーターならびにJBCの皆様そしてミツキジムの中村会長ありがとうございました。
— Satoshi Ishii | 石井 慧 (@SatoshiIshii) January 7, 2023
ボクシングに挑戦できて凄く良い経験になりました。格闘技人生は続きますので引き続き頑張っていきます。これからも応援、宜しくお願い致します。 pic.twitter.com/VqmW9Et64H