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【RIZIN】「自費」で来日したハビブ・ヌルマゴメドフ。公開計量会場入りするも壇上に上がらずセコンドに専念

2022/12/30 19:12
 大晦日『湘南美容クリニック presents RIZIN.40』(さいたまスーパーアリーナ)で行われる「RIZIN vs. Bellator 全面対抗戦」で、Bellator軍のキャプテンを務めるとされていたハビブ・ヌルマゴメドフ(ロシア)が、予定されていた30日の公開計量での登壇を取り止め。盟友のガジ・ラバダノフ(ロシア)のセコンドに専念することが分かった。  MMA史上最長である「29戦29勝無敗」の記録を持ち、UFC世界ライト級王者のまま2021年に引退を表明したハビブは現在、Eagle FCの代表となり、ダゲスタンに父アブドゥルマナプ・ヌルマゴメドフが残したジムで後進の育成にも力を入れている。  いまは亡きアブドゥルマナプのもとで、かつてともに練習してきたのが、今回、武田光司と対戦するラバダノフだ。2020年にハビブが最後のMMAの試合に臨む前にスパーリングパートナーを務めた盟友をサポートするため、ハビブは様々な行事への参加も断ってきた。  取材によれば、その行動の自由を得るために、なんとハビブは渡航費も宿泊費も自己負担。RIZINにもBellatorにも借りを作らない形で来日し、ただ対抗戦の先鋒戦に臨む「ラバダノフのセコンド」としてのみ、動ているという。  そのため、今回の真冬の屋外での「公開計量」にもラバダノフに帯同。その流れのなかで日本のファンに挨拶の可能性もあったが、選手ファーストとはいい難い寒空の下、敬虔なイスラム教徒として知られるハビブにとって、許容できないことがあり、いったんは会場入りした六本木ヒルズアリーナを後にした。 [nextpage] 世界を席巻するダゲスタンのイーグル軍団  自身の団体ではリングガールは不要と説くハビブだが、文化の違いがあることも理解しているため、リングガールとは別の理由で、今回のRIZIN公開計量の壇上に上がることは見送ることにしたのだという。  いずれにしてもハビブ・ヌルマゴメドフは初めて日本の地を訪れ、チームメイトのセコンドにつくことは確かだ。  2020年7月の父アブドゥルマナップ死去後にも、ハビブが率いる「イーグル軍団」のメンバーは、その遺志を継ぎ、世界のMMAで活躍している。  UFCでは2022年10月にライト級でイスラム・マカチェフ(※ONEの青木真也戦でイザガクマエフのセコンドについた)がシャーウス・オリヴェラを2R 肩固めに極めて世界王者に。11月のONEと同日に行われたBellatorでは、ウスマン・ヌルマゴメドフがパトリッキー・ピットブル・フレイレを判定で下し、Bellatorライト級王者となったばかり。  そのほかにもPFLではモヴィット・ハイブラエフがフェザー級2021優勝者となり、ACAでは“フロド”マゴメドラスル・ハスブラエフがフェザー級級王者に。BRAVE CFではハビブと幼馴染でアブドゥルマナップの指導を受けたエルダル・エルダロフがスーパーライト級王者としてバーレーンで活躍。  ウスマンの実兄で現UFCのウマル・ヌルマゴメドフ、アブバカル・ヌルマゴメドフもハビブの従兄弟で、UFC5勝2敗1分のズバイラ・ツフゴフ、PFLからBellator入りしたイスラム・マメドフ、そして、今回の大晦日では、RIZINとの対抗戦でBellator代表としてガジ・ラバダノフが出場する。  Bellator軍のキャプテンでなくとも、ハビブがRIZINでのガジの試合にどうアドバイスするのか。同じライト級のホベルト・サトシ・ソウザやAJ・マッキーの試合をどう見るか、など興味は尽きない。イザガクマエフやシャミール・ザブロフ(40勝7敗1分)を帯同しての日本入りは、この対抗戦にそれだけ重きを置いている証拠でもある。「先鋒戦」からリング上のみならず、セコンドも見逃せない対抗戦だ。
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