スーチョル(左)とアーチュレッタ、両者とも気合い十分
2022年12月31日(土)さいたまスーパーアリーナ『湘南美容クリニック presents RIZIN.40』の前日公開計量が30日(金)都内にて16:00より行われた。
「RIZIN vs. Bellator全面対抗戦」の次鋒戦バンタム級5分3Rで対戦する、現ROAD FCフェザー級王者キム・スーチョル(韓国)は60.70kg、元Bellator世界バンタム級王者フアン・アーチュレッタ(米国)は60.80kg。
屋外での公開計量。手がかじかむ寒さのなか、壇上には暖房4台があるとはいえ、アーチュレッタはファイトショーツ1枚で終始気合の表情。スペインとネイティブアメリカンの血が流れている自身のルーツにまつわる笛を吹き、杖を掲げて吠えた。
マイクを持つと「まずはこのような公開計量会場に集まってくれて本当にありがとう。明日は本当に凄い試合を見せます。私のこれまでの格闘技人生のベストな試合を見せます。お約束します」とファンに誓う。
対するスーチョルはフェイスオフの時から前後にステップを踏み、戦うのが待ちきれないといった様子かと思われたが、アーチュレッタのマイクの間もその場で激しく足踏み。寒さに耐えかねているようだった。
そのスーチョルは携帯を取り出すと画面を見て日本語で「私はnintendoも本当に本当に好きですから勝利します。明日、生きるためにファン選手、地獄で会いましょう」とコメント。
KO勝ちすれば、妻にNintendo Switchとソフトを買ってもらえる約束をしているというスーチョル。アーチュレッタが前日のインタビューで「地獄の底まで引き摺り込む」と言っていたのに対し、「地獄で会いましょう」とのアンサーを返した形だ。果たして、地獄を見るのはアーチュレッタか、スーチョルか。