RIZIN女子スーパーアトム級王者としてGPの優勝は譲れない伊澤
2022年12月31日(土)さいたまスーパーアリーナ『湘南美容クリニック presents RIZIN.40』に出場する全選手の個別インタビューが、29日(木)都内にて行われた。
スーパーアトム級ワールドGP決勝戦5分3Rで、パク・シウ(韓国/KRAZY BEE)と対戦する伊澤星花(フリー)がインタビューに答えた。
スリリングな試合が出来るんじゃないかな
【写真】7月の1回戦ではラーラ・フォントーラにギロチンチョークで一本勝ち
――現在の心境は?
「早く試合がしたいです」
――改めて対戦相手の印象は?
「パク・シウ選手は打撃が凄く強くて、テイクダウンディフェンスが凄く上手い選手だって印象です」
――どんな試合展開をイメージしている?
「打撃でもレベルの高い攻防を見せられて、寝技でも私はたくさん技を出して攻めていって見ていてレベルの高い試合になると思います」
――この1年はどんな1年だった?
「チャンピオンになることが出来て、そこから自分が勝つだけじゃなくて女子格闘技をもっともっと盛り上げたいって想いが強くなった1年だったと思います」
――環境の変化は?
「ワンちゃんとネコちゃんを飼いました」
――格闘技では?
「K-Clannに選手がたくさん増えて、教わることも増えたし、逆に教えることも増えた1年になったと思います」
――強くなったなという部分は?
「教えることが増えたので、自分のやっている技術を人に伝えるってことで、自分の中に落とし込んで言語化できるようになったのかなと思います」
――それは寝技で?
「寝技もそうですし、打撃も自分より遅く入った子に教えることによって逆に自分の基本をしっかり確立できているのかなと思います」
――教えることで自分のスキルアップにもなっている?
「そうですね、教えることで自分自身の成長になっていると思います」
――打撃でもやり合うつもり? それとも自分の土俵に引きずり込むためのひとつの要素?
「特にどういう展開になるかは分からないですけれど、打撃で戦えたら打撃で押しながらやって行くし、逆に自分の得意なところで戦いたいなっていう気持ちがあるので、試合を実際やってみないと分からないのでその辺も楽しみにしていただけたらな、と思います」
――それはパク・シウ選手の出方次第という意味?
「もちろん自分からどんどん攻めていくつもりです」
――打撃で行くのか、早く寝技にもっていきたいのかは?
「特に早く寝技に持ち込みたいというのはなくて、総合格闘技は打撃から始まるので、打撃からしっかり作って全局面で圧倒して勝ちたいと思います」
――前回の対戦からパク・シウ選手はどう変化している?
「同じDEEP JEWELSの選手で、今回のスーパーアトム級ワールドGPの決勝戦で当たれることを凄く嬉しく思います。パク・シウ選手は凄く強くなっているって評価が多いんですけれど、フィジカルが特に強くなっているなって思っていて。でも元々、自分が去年の10月にパク・シウ選手とやって、自分が大晦日に浜崎選手とやった時から(パク・シウと浜崎が戦ったら)どっちが勝つか分からないなって想いが自分の中であったので。多分、一般の皆さん、RIZINでパク・シウ選手を知った皆さんと自分では評価にズレがあるのかなって気持ちもあります」
――前回DEEPで対戦した時は心が折れた、との言葉もあったが具体的にどういうこと?
「反則のサッカーキックをされちゃって、そこで心がポッキリ折れちゃって(苦笑)。でも試合には勝ちたいのでやり切ったってところです。2R目のサッカーキックでもう気持ちは折れていました」
――RIZINルールで再戦することはどう思う?
「今回はサッカーキックもありなので、逆に自分もありなのでスリリングな試合が出来るんじゃないかなって楽しみです」