7月に開幕したスーパーアトム級ワールドGPがいよいよファイナル。伊澤と決勝を争うパク・シウ
2022年12月31日(土)さいたまスーパーアリーナ『湘南美容クリニック presents RIZIN.40』に出場する全選手の個別インタビューが、29日(木)都内にて行われた。
スーパーアトム級ワールドGP決勝戦5分3Rで、伊澤星花(フリー)と対戦するパク・シウ(韓国/KRAZY BEE)がインタビューに答えた。
心を空にして試合に臨めたらいい結果が出た
「今回は12月28日(水)に来日しました」
━━試合を2日後に控えた心境は?
「GPの決勝戦ですが、さほどプレッシャーは感じていません。早く試合をして早く休みたいと思っています」
━━決勝の相手である伊澤星花選手の印象は?
「1年前に一度対戦した相手で、怪我もなく勝ってきている。お互いに1年で色々変わっていると思うので、試合をするのが楽しみです。いろんなところが変わっています」
━━パク・シウ選手的に一番変わったところは?
「大きな変化はないと思います。今までやってきたことをより細かいところまで鍛えられてきていると思う。自分自身、試合するときに、以前より強くなっていると感じています」
━━決勝戦はどんな展開?
「きっと今は自分自身も伊澤選手も自分のスタイルで戦おうと思っていると思う。1年前とは違うと思うので、すごく簡単に決まるか、すごく厳しいかどちらかのような気がします」
━━GP優勝の先にはどんな相手と戦いたい?
「今まで誰かと戦いたい思ったことはなかった。日本に2年前に来たときにはなかなか試合に出られなかったので、試合に出ることに飢えていました。今年この大会、決勝で9戦目。試合を経るたびに強くなっているのを感じます。試合を通していろんな経験が積めていると思う。決勝戦でまた勝てたら、その試合でも自分の至らない点が見つかると思うので、それをさらに補う訓練を続け、よい機会が与えられたらまた次の機会に臨みたいと思います」
━━MMAでは今回勝つと初の王座獲得になる。それでも緊張はしない?
「もともと昔はすごく緊張するタイプで、あまりにも緊張するので精神安定の漢方的な薬が韓国にあるので、それを飲んでいたくらい。考えてみると、多くの人前で戦うにあたり、“うまくやらなくては”という気持ちが先立って緊張していたのだと思います。その考え方をある時変えて、大変な訓練を経てそこまでやってきた、その過程を試合でちゃんと発揮できなければ、人から見て何もできない人間になってしまいます。試合は準備してきたものをちゃんと出すという考えに変わりました。全くしないわけではないが、いい緊張感を持って試合に臨むようになったと思う。今回も、プレッシャーや緊張というよりも自分のなかで集中力を高めています」