この試合はリングの方がやりやすい
──パク・シウ選手はフィジカル練習の模様をアップしています。試合毎にマッチョに感じるパク・シウ選手のフィジカルをどうとらえていますか。
「そうですね。めちゃめちゃムキムキで自分もちょっとムキムキになりたいなという憧れしかないんですが(笑)、でも、試合になったら身体の強さだけじゃなくて、技術とか試合展開で全然、フィジカルを上回れるかなと思うので、力の使い方や流し方で戦っていきたいなと思います」
──パク・シウ選手はこのGPを通じて、試合毎の成長速度が速いと感じます。伊澤選手ご自身ではその点の手応えをどう感じていますか。
「パク・シウ選手の試合を観ていると、1回1回のテイクダウンディフェンス、特にフィジカルが試合毎に強くなっているなと感じますけど、自分もそれ以上にバーッと伸びているんでいいのかなと思います」
──浅倉カンナ戦では、パク・シウ選手のテイクダウンディフェンスが冴え渡りました。しかし、柔道出身の伊澤選手にはタックルとは異なる上での組みもある。それが生きると感じる部分もありますか。
「そうですね。組むまでのレパートリーも自分はすごい持っているので、その点で組み付きやすいし、組んでからの動きも精度が高くなっているので、すごく自信がありますね」
──前回のパク・シウ戦はケージでした。金網際で組むこと、組んでも金網から剥がし辛く、剥がしても立たれる展開もありました。しかし、今回はロープ間があるリングです。その点で伊澤選手にとって戦いやすい部分もありますか。
「なんか、この試合はリングの方がいいのかなと勝手に思っているので、早くやってみたいですね。その感覚が正しいのかどうなのか。リングの方がやりやすいのかな、と自分は思っています。クラッチが組みやすいのと、壁を使って立ちにくいのもあるので、寝かせやすいのかなという気がしています」
──あれほど立ち力があるパク・シウ選手を押さえ込んで極めることが出来そうと。
「そうですね、寝かせて極めたいなと思っています」