フライ級の実力者、柴田“MONKEY”有哉と杉山廣平がメインで激突(C)DEEP
2022年12月18日(日)大阪・コレガスタジオにて、昼12時から「DEEP OSAKA IMPACT 2022 4th ROUND」、夜16時30分から「DEEP OSAKA IMPACT 2022 5th ROUND」が開催された。
DEEP OSAKA IMPACT 2022 5th ROUND 速報
▼フライ級 5分3R
〇柴田“MONKEY”有哉(Team KIZUNA)57.10kg
[2R 3分24秒 三角絞め]
×杉山廣平(SPLASH)57.00kg
夜の部のメインでは、注目のフライ級戦(5分3R)の柴田“MONKEY”有哉(Team KIZUNA)が57.10kg、杉山廣平(SPLASH)が57.00kgで前日計量でパス。
元フライ級コンテンダーの柴田は、2022年4月に地元・大阪で1年10カ月ぶりに復帰。渋谷カズキを三角絞めで極めたものの、痛めていた右ヒジ靭帯手術のため、DEEPフライ級GPには出場せず、8カ月ぶりの復帰戦となる。
対する杉山は、2021年9月に強豪の駒杵崇大に判定勝ち後、本田良介に判定勝ちも、2022年9月のフライ級GP1回戦で福田龍彌に判定負けしている。その福田と本田がGPで準決勝進出を決めていることからも、杉山の実力が計り知れる。
2023年にRIZINでも同級GPが噂されるなか、フライ級の実力者たちはどんな試合を見せるか。
1R、ともにオーソドックス構え。先に左前蹴りは柴田。杉山は右で圧力をかけると右ローを当てる。柴田も左ローで押し返し。左ミドルは掴んだ杉山だが、放して左右で詰める。ローシングルの柴田を切る杉山は両足で柴田の左腕を縛り、右脇をすくい解除してハーフで上に。
足を戻した柴田はラバーガードから杉山の右腕にオモプラッタ狙い。すぐに腕を抜いた杉山が離れ、上から足を蹴るが、蹴り終わりにレッスルアップで立ち上がった柴田がシングルレッグテイクダウン! 杉山はクローズドガードで右腕を持って三角絞め狙い。インサイドガードの柴田はこつこつ腹にパウンド。杉山も足を越えさえずゴング。
2R、右を突き、左ハイも打つ柴田。ブロッキングの杉山もワンツーで前に。柴田の組みを切る。左フックから組む柴田を突き放す杉山。柴田の右ミドルを掴むも放してスタンド勝負。金網に詰めて右ストレートを当てる。
柴田はダブルレッグから引き込み、すぐにスイープ狙い。杉山の左腕をオーバーフックして引き込み、左足をかけて三角絞め! 中腰から立ち上がる杉山に左手で右足をすくう柴田は杉山を前のめりにさせて三角絞めでタップを奪った。
試合後、柴田は「ご来場の皆さん、絆のみんな、ありがとうございます。僕、この階級で2回挑戦して、次、3度目の正直でこれ(腰を指して)が欲して欲しくて堪らないので、佐伯(繁DEEP代表)さん、大阪でフライ級のタイトルマッチを組んでくれないですか? 頑張ってタイトル取るのでよろしくお願いします」とマイク。セコンドの岩﨑正寛CARPE DIEM芦屋代表とハグをかわした。