アンクルロックからヒザ十字狙い、そして内ヒールに移行して極めた(C)DEEP
2022年12月18日(日)12時から、大阪・コレガスタジオにて『DEEP OSAKA IMPACT 2022 4th ROUND』が開催された(※同日夜大会『DEEP OSAKA IMPACT 2022 5th ROUND』は16時30分~)。
昼の部のメインでは、68kg契約(5分3R)で、中村大介(夕月堂本舗/元DEEPライト級王者)と岩本達彦(BLOWS/パンクラス・フェザー級3位)が対戦。中村は2022年11月のDEEPで神田コウヤに判定負けからの再起戦。岩本はPANCRASEで2連勝後、2022年4月に透暉鷹に1R TKO負けしている。
▼68kg契約 5分3R
〇中村大介(夕月堂本舗/元DEEPライト級王者)
[2R 2分50秒 ヒールフック] ※内ヒール
×岩本達彦(BLOWS/PANCRASEフェザー級3位)
1R、ともにオーソドックス構え。中村圧力をかけ左インローも。そこに左ジャブを合わせる岩本。右ローをかわした岩本は左ジャブのダブルを見せて右ミドルハイに繋ぐ。右ローの中村。互いの右フックが喉元に交錯。岩本は左ジャブ連打で前に出て、長いコンパスで右ハイに繋ぐが、中村もサークリングでかわす。
ノーガードで圧力をかけ右ローの中村に、首相撲からヒザを狙う岩本は、ワンツーから今度は右ハイと蹴りまで繋ぐ。ブロックする中村は踏み込みのフェイントから右ストレートを当てて岩本の左腕を掴んで引き込み。すぐにキムラアームロックを狙うが、岩本も左腕を太腿にひっかけて防ぐ。クラッチを組んでいる中村は、そのキイムラのプレッシャーからマウントを奪取。
岩本のブリッジのスイープ狙いを潰して再びサイドをに回り、肩固め狙い。そこに中蔵隆志BLOWS代表が「得意なやつやれ!」と指示。岩本は下からバギーチョークを狙う。左腕を首筋にその腕を左足でオーバーフック。右足と組んで左手と右腕を背中ごしにクラッチ。
タイトに入るが、上体を上げて左ヒジで岩本の首筋に押さえつけて絞め辛くする中村。岩本は両手のクラッチをいったん放すと首を抜く中村が上からヒジでゴング。
2R、岩本の左ジャブの打ち終わりに右ローを当てる中村。岩本も左ジャブ&右ロー。右ローを返す中村に岩本は右アッパーを当てる。ジャブの刺し合いで詰める中村。右フックを振るが、かわした岩本は右フック&右ヒザを突いて左に回る。なおも追う中村右フックもかわす岩本は左をひっかけて左回り、ジャブ。
追う中村は金網に詰めて右を振って右で差して組み。ボディロックから脇を潜りスタンドバックで右足をかけると自身の軸足(左足)ヒザ裏で三角にロック。左脇を開けてスタンドのツイスター狙い。
岩本は1Rの中村のようにアームロックで引き込むと、逆にアームロックを仕掛ける中村。すぐに岩本は潜り足関節狙いへ。しかしヒザ立ちで後ろを向く中村は、前方にある岩本の右足をアンクルロックへ。
岩本が足を外すと、なおもヒザを抱えてヒザ十字狙い。自らの足をロックしてヒザを伸ばさせない岩本に中村は右足を右脇に抱えて外掛けでサドルロックに組んで内ヒールフック! すぐに岩本がタップした。
自身初のヒールフックによる一本勝ち、サブミッションでも進化を見せた中村は、岩本と両膝をマットに着いて握手。試合後、SNSに「20年で初めてのヒールホールド! さどるろっく! 進化ッ!」と勝利の言葉を記している。
勝ちました!
— 中村大介 (@nakamurauzukido) December 18, 2022
取り急ぎ、ご報告。
20年で初めてのヒールホールド!
さどるろっく!
進化ッ! pic.twitter.com/0JPnieAkbR