UFCが2023年度上四半期のスケジュールを発表。当初、2月4日にソウルでの開催が計画されていた韓国大会が、米国ネバダ州ラスベガスのUFC APEXでの大会に変更され、『UFC Fight Night: Lewis vs. Spivak』として、メインイベントでデリック・ルイス(米国)とセルゲイ・スピヴァク(モルドバ)がヘビー級で戦うことが発表された。
当初、韓国大会では“コリアンゾンビ”ジョン・チャンソンのUFCラストマッチが計画されていたが、現在は発表されておらず、そのほかのチョン・ダウンvs.デヴィン・クラーク、チェ・ドゥホvs.カイル・ネルソン、キム・ジェヨンvs.マンディ・ボーム、パク・ジュンヨンvs.デニス・トルーリンの韓国勢の試合がラスベガス大会にスライド。
また、日本の平良達郎vs.ヘスス・サントス・アギラー、木下憂朔vs.アダム・フュギット、さらには風間敏臣vs.中村倫也を含む「ROAD TO UFC」決勝戦もそのままUFC APEXで行われる予定だという。
メインのルイス(ヘビー級7位)は、7月の「UFC 277」でセルゲイ・パブロビッチに1R TKO負けして以来の試合で2連敗中。スピヴァク(同12位)は8月のUFCでアウグスト・サカイに2R TKO勝ちして以来の試合で2連勝中だ。
両者は2022年11月19日のUFCのメインイベントで対戦予定だったが、ルイスの直前の体調不良により中止となっていた。
いったんは企画された2022年の日本大会、2023年2月の韓国大会が頓挫する一方で、UFCは、2023年1月14日の『UFC Fight Night: Gastelum vs. Imavov』米国ラスベガスUFC APEX大会からスタートし、21日にはブラジルのリオでグローヴァー・テイシェイラvs.ジャマール・ヒルのライトヘビー級王座決定戦、デイヴィソン・フィゲイレド vs. ブランドン・モレノのフライ級王座統一戦のW王座戦をメインカードに据えた『UFC 283: Teixeira vs. Hill』を開催。
2月には11日に豪州パースのRACアリーナで『UFC 284: Makhachev vs. Volkanovski』として、ライト級王座戦イスラム・マカチェフvs.アレクサンダー・ヴォルカノフスキー、フェザー級暫定王座戦ヤイール・ロドリゲスvs.ジョシュ・エメットを実施。2月18日と25日にUFC APEXで『UFC Fight Night』を開催。
3月4日に『UFC 285』をラスベガスのTモバイル・アリーナで、11日に『UFC Fight Night』をラスベガスのザ・シアター・アット・ヴァージンホテルズで開催。18日に英国ロンドンで『UFC 286』。25日に米国に戻り、テキサス州サンアントニで『UFC Fight Night』を行うことを発表している。
新たな日本人選手の契約も期待されるなか、2023年のアジア大会はどうなるか。まずは2月4日(日本時間5日)のUFC APEX大会での試合に注目だ。