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レポート

【修斗】マックス・ザ・ボディが2年ぶり復帰の田中有にフルマークの判定勝ち

2022/12/13 20:12
【修斗】マックス・ザ・ボディが2年ぶり復帰の田中有にフルマークの判定勝ち

 2022年12月11日(日)大阪市淀川区のメルパルクホールOSAKAにて、『プロ修斗公式戦 2022 Vol.8 in OSAKA』が開催された。

 2022年の修斗最終大会を締めるライト級のメインイベントでは、世界ランキング3位のマックス・ザ・ボディ(BRAVE)とランキング4位の田中有(リライアブル)によるランキング戦が組まれた。

 マックスは昨年12月キャプテン☆アフリカとの環太平洋タイトルショットに負けて以来の修斗帰還となるが、今年4月に両国国技館で行われたLDHマーシャルアーツ主催「POUND STORM」でオーディンを相手にフルマークで勝利して以来の実戦となる。

 対する田中は2020年にキャプテン☆アフリカに敗れて以来2年振りの復帰戦を迎える。この試合で肩を負傷した田中は敢えて時間をかけて復帰スケジュールを立て、じっくりスキルアップする時間を取り、これまでとは違う“シン田中有”としてこの一戦に再起を掛ける。

 ともに現環太平洋王者のキャプテン☆アフリカ(総合格闘技道場コブラ会)に敗れているが、マックスは1勝1敗のタイに持ち込んでいる。

 対する田中は2020年にキャプテン☆アフリカに敗れて以来2年振りの復帰戦を迎える。この試合で肩を負傷した田中は敢えて時間をかけて復帰スケジュールを立て、じっくりスキルアップする時間を取り、これまでとは違う“シン田中有”としてこの一戦に再起を掛ける。

 ともに現環太平洋王者のキャプテン☆アフリカ(総合格闘技道場コブラ会)に敗れているが、マックスは1勝1敗のタイに持ち込んでいる。

▼ライト級 5分3R
〇マックス・ザ・ボディ(BRAVE)69.9kg
[判定 3-0]
×田中 有(リライアブル)69.7kg

[レフェリー]吉田元貴
[サブレフェリー]
片岡誠人 30-27(1R 10-9/2R 10-9/3R 10-9)
山本諭志 30-27(1R 10-9/2R 10-9/3R 10-9)
豊島孝尚 30-27(1R 10-9/2R 10-9/3R 10-9)

 1R、ともにオーソドックス構え。右ローから入る田中。さらに右ローを当てるが、マックスもそこに右ストレートを狙う。

 マックスの右ローをかわした田中。左ミドルを突くが、そこに右フックをかぶせたマックス。頭をさげて避けた田中に左の返しでダウンを奪うと、田中はガード。マックスはグラウンドには付き合わずシッティングガードから立ち上がる。

 右で飛び込む田中。右ローを打つが、そこに右を合わせに行くマックスは左右で前進。サークリングして飛び込んでの右ストレートを当てる田中だが、首相撲から振り回して崩すマックス。

 ガードから立ち上がろうとする田中に鉄槌を打ち込むマックス。ハーフから左腕で抱え込み防御の田中。マックスは右脇を差すと、田中はブリッジでスイープ狙いも押さえ込むマックス。左ヒザを突くが、田中がケージを蹴って腰を切って足を戻すと、自ら離れる。

 左ローは田中。マックスも右の蹴り。大きな右から左を振るが、続く右フックの打ち終わりに田中が左を当ててブザー。

 2R、慎重な入り。右ストレートを振るマックスは連打で前に。しかし右で差す田中に体を入れ替えるマックス。両脇を差した田中は右脇を差し上げて払い腰狙いでマックスの右足を刈りに行くが、逆にマックスが潰して田中が腰砕けに。

 シングルレッグから立ち上がろうとする田中をがぶって右のパウンド連打はマックス! 立ち上がる田中は右ハイをかすめる。さらに左ジャブも、右フックをかぶせるマックス。田中も右オーバーハンドの飛び込み! マックスはジャブから右ストレート、左ボディを突いて右差しで押し込み。

 しかし四つから左で差して右で深くオーバーフックして小外がけの田中に、腰を引いて防ぐマックス。その際で体を入れ変えた田中は、押し込み右ヒザ。四つから小外がけで刈りながら、さらに右のオーバーフックを絞って左を差し上げてハンドルのように回しテイクダウン!

 ハーフで背中を着かせて右で差してパスガード、一瞬マウントへ。しかし、マックスはブリッジで煽ってから亀になり、背中につこうとする田中を左手で振り払って落として正対して上に!

 ガードの田中にここも付き合わないマックスは立ったままでブレーク、スタンド再開。田中は右ミドルハイをガード上に当ててブザー。

 3R、右で飛び込むマックス。金網に詰めて左右、左をかすめる。金網から離れる田中。互いに打ち合いから右をかすめるが、前進するのはマックス。田中はシングルレッグも、頭を抱えて前方に潰したマックス。首は抜くも背中を着けた田中。下から両脇を差すと、上のマックスは片足をヒザ上でトライアングルに組み固定し、細かいパウンド。

 残り半分。ゴツゴツと音を立てるハーフからのパウンドのマックスは、アームロックも狙いいながらマウントへ。ダブルアンダーで抱きつき潜り腹に顔をつける田中。

「止まるな」の声に、背中を見せて腹ばいからヒザを立てて亀になる田中。その背中について両足をかけて左腕を首にかけるマックス。足をかけてマックスの足を外そうとする田中は残りわずかで腰を回して正対してパウンドもすぐにブザー。



 判定は3-0(30-27×3)でマックスがフルマークの判定勝ち。咆哮後、片ヒザと片手をマットに着く、入場時と同じポーズを見せると、セコンドの首にメダルをかけ「ありがとうございました。日本語ちょっと難しい」と、笑顔で日本語で語ったカメルーン出身のマックスは、続けて英語で「8カ月戦ってなくて少しどきどきしましたが、田中選手かなり強い相手でした。次は誰でしょう? 私はいつでも準備できいています」と語った。

 ライト級は、世界王者が西川大和。環太平洋王者がキャプテン☆アフリカ、世界2位が大尊伸光、3位がマックスだが、次戦はどうなるか。

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