2021年12月19日(日)メルパルクホールOSAKAにて、「プロフェッショナル修斗公式戦 PROFESSIONAL SHOOTO 2021 Vol.8 in OSAKA Supported by ONE Championship」が開催された。
▼第10試合 環太平洋ライト級選手権試合 5分3R○キャプテン☆アフリカ(日本/王者・初防衛戦 総合格闘技道場コブラ会)70.2kg[1R 2分46秒 ギロチンチョーク]×マックス・ザ・ボディ(カメルーン/挑戦者・同級1位 BRAVE)70.2kg※キャプテンが初防衛に成功
両者は2021年7月の大阪大会で対戦し、マックスが打撃とレスリングスキルを活かし、2Rに右フックでダウンを奪い、判定勝ち。キャプテンがまさかの黒星を喫している。ノンタイトル戦で勝利したマックスにとっては、再戦で環太平洋タイトルへの挑戦権をゲットしたことになる。
前戦ではフルタイムに及ぶ接戦で両者共に相手の力量は掌握済み。今回はどう裏を描くかが勝負の鍵となるだろう。極めの王者か、褐色の挑戦者がベルトを奪うのか。
サウスポー構えのキャプテンに、オーソドックス構えのマックス。マックスは左右の大きなフック。キャプテンは左インローを前足に突き、上半身で組むも突き放すマックス。マックスの内側を取るキャプテンは、マックスの右フックに左ストレートから左ロー!
さらに左ミドル、左ヒザを当てるが、その蹴り足を掴んだマックスが頭を右に出してテイクダウン。利き腕でマックスの首をセットしながら上体を金網に立ててガードの中に入れたキャプテンが左腕でノーアームギロチンチョークで極めた。キャプテンは環太平洋ライト級王座初防衛に成功。
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▼第9試合 ストロー級 5分3R×田上こゆる(BLOWS)52.1kg[判定1-2]○マッチョ・ザ・バタフライ(総合格闘技道場コブラ会)52.2kg
片岡誠人 28-29(1R 9-10/2R 10-9/3R 9-10)安芸佳孝 28-29(1R 9-10/2R 10-9/3R 9-10)山本諭志 29-28(1R 10-9/2R 10-9/3R 9-10)
ストロー級で5勝1敗の19歳、関西ストロー級“期待の星”田上こゆる(BLOWS/修斗世界ストロー級7位)とベテランのマッチョ・ザ・バタフライ(総合格闘技道場コブラ会)が初対決。
田上は、アマチュアシュートボクシングで日本一となり、全日本アマチュア修斗選手権優勝。プロでも5連勝をマークしたが、2021年7月の大阪大会で20歳の安芸柊斗にジャブ&ローでコントロールされ、初黒星を喫したばかり。今回が再起戦となる。
対するマッチョ・ザ・バタフライは、2018年6月に安芸柊斗にKO負けも、2019年6月に石原慎之介にギロチンで一本勝ち。しかし、2020年11月に黒澤亮平に判定負けすると、2021年7月には沖縄で旭那拳にも判定負け(※旭那は11月に木内崇雅にも判定勝ち)で2連敗中。37歳ベテランの意地を見せられるか。
圧力をかけるマッチョにスタンドでサークリング、右カーフキック、左ロー、左フックを当てる田上。マッチョは1Rにダブルレッグでテイクダウンも立つ田上。
2R、ガード上に左ハイを突く田上。前に出て崩して尻を着かせると、マッチョはギロチン狙いでバタフライガード。田上は首を起こしスタンドに戻し、左を当てる。
最終回も左右ローをこつこつと突く田上。詰めて組もうとするマッチョだが突き放す田上。組みのマッチョに左右のアッパーを効かせる。マッチョは引き込み狙いも田上は離れる。追うマッチョはダブルレッグから両足を束ねに行くが、ここも立ち上がる田上。なおも組むマッチョはボディロックからテイクダウン。田上の立ち際に左足をかけてバックを奪い、後方に引き倒してリアネイキドチョークへ。足を二重にからめて首を狙うが、解いた田上が正対してゴング。
判定はスプリットに割れ、1、3Rの組みが評価されたマッチョが勝利。試合後「来年は東京で呼んでもらいたい! 3月or5月にランカーとやれれば最高かな!?」とSNSでアピールしている。
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▼第8試合 フェザー級 5分2R○山本健斗デリカット(総合格闘技道場コブラ会)65.6kg[1R 1分47秒 TKO] ※左フック→パウンド×浜松ヤマト(T-grip Tokyo)65.6kg
フェザー級で、ZSTを中心に活躍してきた浜松ヤマト(T-grip Tokyo)と、同級2位の山本健斗デリカット(総合格闘技道場コブラ会)が対戦(※5分2Rに変更)。
MMA8勝10敗1分の浜松は、2020年に修斗に殴り込みを掛けて大きな話題となった元DEEP2階級王者・大塚隆史と同じくT-grip TOKYO所属。勝ち星のほとんどが三角絞め、フロントチョークと絞め技を得意としており、特にギロチンチョークは大塚ゆずりの決定力を持つ。
近年では萩原一貴、小川将貴を連続ギロチン葬も、2019年8月に関鉄矢に判定負け、2020年11月の前戦では木下尚祐に1R TKO負けと2連敗中のため、初参戦の修斗ケージで再起なるか。
迎え撃つのは関西フェザー級の雄、山本健斗デリカットだ。10勝7敗1分け、世界ランク2位の山本はトップランカーと数多くの激闘を繰り広げてきており、2019年に阪本洋平、現世界王者のSASUKEに敗れるも、2020年7月にムテカツをTKO、同年12月に工藤諒司にTKO負け、2021年7月の前戦では高橋孝徳に判定勝ちしている。
1R、サウスポーの山本は手の位置を低めに構える。オーソドックス構えの浜松は左ジャブ、右ロー狙い。積極的に先に前に出て左右を振るが、ステップしてかわす山本は、その前進に右フック!組んできた浜松を右で差して押し込む山本。浜松が金網際で体を入れ替えると山本は突き放す。中間距離で山本は左フック! ダウンした浜松に山本がラッシュし、レフェリーが間に入った。試合後、世界フェザー級2位の山本は、SASUKEが持つ王座挑戦をアピールした。
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▼第7試合 全日本新空手道連盟提供試合キックルール-60kg 3分3R延長1R○基山幹太(BELLWOOD FIGHT TEAM)59.9kg[判定3-0]×井口翔太(修斗GYM神戸)59.6kg
▼第6試合 全日本新空手道連盟提供試合 キックルール-55kg 3分3R延長1R×田渕神太(拳聖塾)54.8kg[本戦判定0-1 延長判定 0-3]○小只直弥(888GYM)54.9kg
▼第5試合 全日本新空手道連盟提供試合 キックルール-57.5kg 3分3R延長1R×澤谷大樹(HAWK GYM)57.3kg[判定0-3]○龍翔(BLACK Jr)57.5kg
▼第4試合 バンタム級 5分2R×平川智也(マスタージャパン東京)61.0kg[判定0-3]○青柳洸志(修斗GYM神戸)61.2kg
吉田元貴 18-20(1R 9-10/2R 9-10)安芸佳孝 18-20(1R 9-10/2R 9-10)山本諭志 18-20(1R 9-10/2R 9-10)
▼第3試合 ライト級 5分2R○飯田健夫(マルスジム)70.2kg[1R 3分38秒 TKO]×後藤陽駆(シューティングジム大阪)69.8kg
▼第2試合 女子ストロー級 5分2R×Fukky(大道塾・修斗GYM神戸)51.1kg ※渡邊富紀恵[1R 1分30秒] ※キムラロック○須恵樹季(TRINITY-SUNS)52.2kg
▼第1試合 2022年度新人王決定トーナメント一回戦 フェザー級5分2R○神武羅☆ヒカル(NEW GROUND)65.3kg[判定3-0]×紀州(ASH)65.8kg※神武羅がトーナメント進出。
吉田元貴 20-18(1R 10-9/2R 10-9)安芸佳孝 20-18(1R 10-9/2R 10-9)山本諭志 20-18(1R 10-9/2R 10-9)
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プロ修斗 TORAO NS主催2部興行 広島大会 試合結果
プロフェッショナル修斗公式戦広島大会「闘裸男26 広島」2021年12月5日(日)広島県広島市/BLUE LIVE HIROSHIMA写真提供=Torao Nation State
▼メインイベント・第6試合(有)藤和工業提供試合 77.1kg契約5分2R○佐々木信治(広島/BURST)77.1kg[判定3-0]×ジョナタン・バイエス(USA/Theパラエストラ沖縄)77.1kg
安芸佳孝 20-18(1R 10-9/2R 10-9)赤崎勝久 20-17(1R 10-9/2R 10-8)岡田剛史 20-18(1R 10-9/2R 10-9)
▼セミファイナル・第5試合 65.8kg契約 5分3R○野瀬翔平(福岡/マスタ-ジャパン福岡)65.6kg[1R 4分36秒 ネックシザース]×奇天烈(大阪/修斗GYMS直心会)65.3kg
▼第4試合 闘裸男 寝試合 75kg契約 5分2R△田村 ヒビキ(福岡/カルペディエム福岡)73.9kg[ドロー]△森戸 新士(山口/ LEOS JIU JITSU ACADEMY)74.2kg
▼第3試合 65.8kg契約 5分2R○神田T800周一(広島/パラエストラ広島)64.9kg[判定3-0]×キシシ(京都/MIBURO)65.7kg
安芸佳孝 20-18(1R 10-9/2R 10-9)赤崎勝久 20-17(1R 10-9/2R 10-8)加藤秀和 20-18(1R 10-9/2R 10-9)
▼第2試合 56.7 kg契約 5分2R△ふじい☆ペリー(広島/BURST)56.3kg[ドロー]△蒔田 伸吾(広島/TKエスペランサ)56.4kg
松根良太 19-19(1R 10-9/2R 9-10)宮崎清孝 19-19(1R 10-9/2R 9-10)加藤秀和 20-18(1R 10-9/2R 10-9)
▼第1試合 赤崎道場提供試合 53.0kg契約 5分2R○宝珠山桃花(福岡/赤崎道場A-SPIRIT)52.5kg[判定3-0]×和田千聖(山口/毛利道場)52.3kg
松根良太 20-17(1R 10-9/2R 10-8)宮崎清孝 20-17(1R 10-9/2R 10-8)加藤秀和 20-17(1R 10-9/2R 10-8)
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◆プロフェッショナル修斗公式戦広島大会「闘裸男GIG03 広島」結果2021年12月5日(日)広島県広島市/BLUE LIVE HIROSHIMA
▼メインイベント・第5試合 2022年度新人王決定トーナメント ストロー級 5分2R※当日計量により56.7kgで実施△横関タルト(広島/TKエスペランサ)55.8kg[判定1-1ドロー]△わっしょい内田(福岡/パーソナルスタイルス)56.0kg※優勢ポイント2-0により赤:横関がトーナメント進出。
松根良太 19-19(1R 10-9/2R 9-10)赤崎勝久 18-20(1R 9-10/2R 9-10)小島邦裕 20-18(1R 10-9/2R 10-9)
▼セミファイナル・第4試合 2022年度新人王決定トーナメント フライ級 5分2R※当日計量により61.2kgで実施○水田大智(山口/有永道場TeamResolve)60.9kg[2R 2分30秒 TKO] ※パウンド×丸山幹太(京都/MIBURO)61.1kg※レフェリーストップ※※勝利した赤:水田がトーナメント進出。
松根良太 1R 10-9赤崎勝久 1R 9-10小島邦裕 1R 9-10
▼第3試合 2022年度新人王決定トーナメント ライト級5分2R ※当日計量により77.1kgで実施○スモーキー(広島/TKエスペランサ)76.1kg[判定2-0]×貞永大輔(山口/マスタージャパン山口)75.2kg※勝利した赤:スモーキーがトーナメント進出。
安芸佳孝 20-18(1R 10-9/2R 10-9)赤崎勝久 19-19(1R 9-10/2R 10-9)小島邦裕 20-18(1R 10-9/2R 10-9)
▼第2試合 56.7kg契約 5分2R×麻生祐弘(山口/有永道場TeamResolve)55.7kg[1R 3分38秒 リアネイキドチョーク]○畠山隆弥(沖縄/Theパラエストラ沖縄)56.7kg
▼第1試合 2022年度新人王決定トーナメント フェザー級 5分2R ※当日計量により70.3kgで実施△HAMMER KATU(山口/有永道場TeamResolve)68.7kg[判定1-0]△一水浩二(宮崎/総合格闘技近田道場)69.4kg※優勢ポイント3-0により赤:HAMMERがトーナメント進出。
安芸佳孝 20-18(1R 10-9/2R 10-9)岡田剛史 19-19(1R 10-9/2R 9-10)小島邦裕 19-19(1R 10-9/2R 9-10)
▼オープニングファイト キッズ修斗 36.0kg以下 3分1R○森 啓貴(広島/TKエスペランサ)35.7kg[判定2-1]×小山朝太郎(山口/有永道場TeamResolve)33.6kg
A:安芸佳孝 10-9B:赤崎勝久 10-9C:加藤秀和 9-10