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【KNOCK OUT】高校生王者を狙う乙津陸の勝負メシは「おばあちゃん手作りのかつ丼」、初の戴冠目指す工藤“red”玲央「17年間諦めなければ王者になれると証明したい」

2022/12/10 16:12
 2022年12月11日(日) 東京・後楽園ホール『MAROOMS presents KNOCK OUT 2022 vol.8』の前日計量&記者会見が、10日(土)都内にて正午より行われた。  セミファイナル(第8試合)の第2代KNOCK OUT-REDスーパーフライ級王座決定戦3分5R延長1Rで対戦する、乙津陸(クロスポイント大泉)は51.9kgで計量をパスするも、心直(REON Fighting Gym)は52.6kgで600グラムオーバー。再計量に臨むこととなり、13:50の再計量で52.1kg。相手側と協議して計量時刻リミットを14:20まで延長した上で、14:05に再々計量を実施。無事52.0kgジャストでパスした。  そのため会見には乙津が一人で出席。「明日は念願のタイトルマッチで自分がベルトを巻いている姿を皆さんに見せたい。KNOCK OUTのベルトはカッコよくてずっと欲しかった。やっと獲るチャンスが来たので明日は自分が獲ります」と意気込み、試合内容については「明日は自分のスピードと体力で相手を粉砕したい。特に自分のスピードを意識してやりたいと思います」とした。  乙津は高校生で期末テストが終わったばかり。その結果を聞かれると「やっぱり(苦手な)数学はあと2点足りなくて赤点だったので、明日はもう一個赤いもの(KNOCK OUT-REDのベルトは赤)を獲っちゃおうかなって感じですね」と言って周囲を笑わせ、「試合が終わってから来週の補修を頑張りたいと思います」と誓った。  なお、乙津の“勝負メシ”は「デビュー戦から毎試合食べてるおばあちゃん手作りのかつ丼」なのだという。  第7試合の初代KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級王座決定戦3分3R延長1Rで対戦する古木誠也(G1 TEAM TAKAGI)は54.9kg、工藤“red”玲央(TEAM TEPPEN)はリミットちょうどの55.0kgで計量をパス。  続いての会見で工藤は「明日は自分がやってきたことを出すだけです」、古木は「工藤選手と戦えることを楽しみにしています」とそれぞれ挨拶。  どういう試合で勝ちたいかと聞かれると「古木選手とガンガン攻め合ってそこで僕が倒すシナリオが出来ています」(工藤)、「まだ出せていない技がたくさんあるので、自分の技を試しながら試合を楽しみたい」(古木)とそれぞれ答えた。  ベルトへの想いについて、工藤は「自分は18歳からやってきてベルトを巻きたい、欲しいってやって来て、35歳になって初めてのタイトルマッチです。諦めなければ叶うってことを応援してもらっている人、キックボクシングで王者を目指して諦めた人にも17年間諦めなければ実現するってことを証明したい」とアツい気持ちを語る。  一方の古木は「ベルトを目指してやって来たので、勝って支えてくれるみんなや家族に恩返ししたいです」とした。  工藤には“工藤拳”という、元WBA・WBC世界スーパーウェルター級王者の輪島功一が得意とした“カエル跳び”から攻撃を放つ必殺技があるが、現段階で22種類のバリエーションがあるのだという。  その中からこの試合でいくつ出すのかを聞かれると「試合は相手がいるじゃないですか、いなかったらいくらでも出来るんですが。相手が動いているのでその時のひらめきやバランスや距離でどれを出すか決めます。だから一概に何個出すとは言えないっですね」とする。  工藤拳の存在について聞かれた古木は「いつも通り自分の戦いをして、もらわないように気を付けます」と静かに語った。  今大会では4階級でタイトルマッチが行われるが、自分のタイトルマッチは他の試合と何が違うか。  工藤は「僕はいろいろなことをするから面白いと思います。4つの中で一番面白いイメージを持って見てもらいたいです」と、見ていて面白い試合になると言い、古木は「いつも通り自分の戦い方をします」と他の試合は気にならないようだった。  また、工藤の勝負メシは「お昼は雑炊、夜はすっぽんうどん」で、古木は「いつもトレーナーがお肉を買ってきてくれるのでそれを食べます」と話した。
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