2022年12月11日(日) 東京・後楽園ホール『MAROOMS presents KNOCK OUT 2022 vol.8』の前日計量&記者会見が、10日(土)都内にて正午より行われた。
メインイベント(第9試合)スーパーファイトのKNOCK OUT-REDフェザー級3分5R延長1Rで対戦する、小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺)とチャーパヤック・サクサトゥーン(タイ/ラジャダムナンスタジアム認定フェザー級9位)は共に57.3kgで計量をパス。
続いての会見でチャーパヤックはやや緊張した面持ちで「初めて日本に来て初めての日本での試合に出られて嬉しい。皆さん、自分のことも応援よろしくお願いします」と挨拶。小笠原は「明日はメインで今年最後のKNOCK OUTらしく覚悟を持って試合をするのでメインに注目してください」と挨拶した。
計量で初めて顔を合わせた印象は「思っていたより大きくも小さくもない。しっかり練習している。映像で見た通りの身体の大きさや仕上がりだと思いました」(小笠原)、「初めて顔を見て問題ないと思った。映像も見てきました。初めて会えたので嬉しいです」(チャーパヤック)というもの。
どういう試合をしたいかと聞かれると、チャーパヤックは「タイでも全ての練習を一生懸命してきました。出来ればKOで勝ってタイへ帰ります」、小笠原も「いつもやることは変わらない。しっかり仕上げる。タイ人に合った対策をしてきました。映像を見てどう倒すかというイメージでやりました」と、共にKOで勝ちたいとする。
小笠原は「5R用意されていますが、そこまでいかずに倒し切ることが求められている。倒されたり斬られたら過去の小笠原瑛作と変わらない。常に倒すチャンスを待ちながらどこで倒せるかを見極めたい」と、過去の自分とは違うところを見せたいとした。
チャーパヤックは「自分はパンチとキックが得意。KOするとしたらパンチです」と言い、「王者になることと世界にムエタイを広めることを目標に戦っています」という。
しかし、チャーパヤックはいわゆるムエカオ。パンチで倒すと言っても必ず組んでくるだろう。小笠原も「パンチで倒すおと言っていましたが首相撲の選手なのでその対策をしてきました。組んでも明らかに負けるような相手ではないですが、相手の土俵で戦う必要はない。組んでも組み負けしないと思ったらそこでも戦うし、放して倒すって展開も練習してきました」と首相撲対策は万全だとする。
KNOCK OUT今年最後の大会のメインイベント、そこで小笠原は「KOで勝って自分の団体を大きくしていきたいので、応援してくれる皆さんに大きい景色を見せたい。3月の代々木大会が終わってからKNOCK OUTを引っ張っていきたい」と来年へ向けて大きく羽ばたくような試合にしたいとした。
そして「今年最後のKNOCK OUTでエースの小笠原がタイ人にKOで勝つ姿を注目して見ていただければと思います」と力強く宣言。チャーパヤックは「日本のファンの皆さんに面白い試合を見せて必ず勝ちます」と意気込んだ。