2019年7月5日(金)東京・後楽園ホールで開催される『RISE 133』の前日計量が、4日(木)14:00より都内で行われた。
今大会では4人制のRISE QUEENミニフライ級(-49kg)王座決定トーナメントが開幕。第5試合では、この春に高校を卒業したばかりのJ-GIRLSミニフライ級王者・寺山日葵(TEAM TEPPEN)が、NJKFミネルヴァのランカー・後藤まき (RIKIX)と対戦する。
計量の結果は寺山が48.65kg、後藤が48.4kg。共に一発でクリアーとなった。
Tシャツ姿で登場した寺山は、少し心配そうに秤に目をやったが、結果がアナウンスされると安堵の笑顔。一方、後藤は落ち着いた様子でこなし、計量を終えると秤の上でしっかりとガッツポーズを決めた。
寺山はジュニア時代から数々のアマチュア大会で好成績を残し、15歳でプロデビュー。シュートボクシングで活躍中のMISKAIやMIOといった女子トップファイター達としのぎを削り、MISAKIには2018年11月のJ-GIRLSミニフライ級タイトルマッチでリベンジを果たしている。
J-GIRLS王者としてトーナメントに出場する寺山は、計量後の会見で「今回は伝説のベルト、RISE QUEENを決定するトーナメントに出場することができ、嬉しく思います。初戦で後藤選手と面白い試合をして、決勝に進めるように頑張りますのでよろしくお願いします」と挨拶。
また、対戦相手の印象について聞かれると、「最近は自分より身長が低い選手と戦うことが多かったのですが、(後藤とは)同じ目線だなと思いました」と控えめな口調で答えた。
一方、後藤は元KNOCK OUTプロデューサー小野寺力氏が代表を務めるRIKIX初の女子プロ選手。今年6月に行われた『NJKF 絆XII』では、今回のトーナメントにエントリーしている佐藤レイナから判定勝ちを収めている。
「4人の中で私だけチャンピオン経験がありません」と切り出した後藤は、「リングに上がるからには、チャンピオンを目指して頑張ります。寺山選手は強豪ですが、勝つチャンスはあると思います。明日、全てをぶつけます」と、初のベルト獲得に向けて意気込む。
計量で対峙した寺山の印象については、「十代なので肌が綺麗だなと(笑)」と答えて会場の笑いを誘いながらも、「チャンピオンが放つオーラもあって、とても怖いです」と警戒心も覗かせた。
決勝へ進むのは、2本目のベルト獲得を狙う寺山か、初戴冠に燃える後藤か。後は試合開始のゴングを待つのみとなった。