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2019年8月18日(日)にドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)で開催される「RIZIN.18」の対戦カードが下記の通り、発表された。すでに堀口恭司の参戦が決定している同大会の第一弾発表カードは、キックボクシングルールの3試合となった。
▼RIZINキックボクシングルール 3分3R(75.0kg)
ジョン・ウェイン・パー(豪州/Boonchu GYM)
ダニロ・ザノリニ(ブラジル/ブラジリアン・タイ)
キャリア100勝に王手をかけるレジェンドファイターのジョン・ウェイン・パーと初代RISEウェルター級王者のダニロ・ザノリニが75kg契約で対戦。
K-1でドゥエイン・ラドウィック、新日本キックで武田幸三と激闘を繰り広げたことで知られるパーは、豪州のレジェンド。2017年からBellatorキックボクシングに参戦し2勝1敗。2018年4月にはキャリア100勝に王手をかけてポルトガルの新鋭エダー・ロペスと対戦するも判定負けで100勝目を逃している。RIZINリングで記念すべき100勝目を狙う。
対するザノリニは1999年にブラジルから単身来日。日本に11支部、ブラジルにも11の道場を持つ「ブラジリアン・タイ」を築き上げた。
2010年3月にHEATキックルールミドル級タイトルを獲得。王座を6度防衛し14連勝中。2013年11月に初代RISEウェルター級王座決定戦を制しベルトを巻くと、ベク・マンソン、健太に勝利し、2度の防衛を果たしている。さらに15年11月にはフランスのフィリップ・サモンを破りISKAスーパーウェルター級王座も獲得している。
2016年4月のRIZIN.1では網本規久に139秒KO勝利。2017年7月のHEAT 40で現役を引退し、母国ブラジルで後進の育成に力を入れていたが、2018年6月に火災に巻き込まれてジムがほぼ全焼してしまい絶望的な状況となる。ジムの復活と教え子たちに勇気を与えるため、1年振りに現役復帰を決意すると、同年9月のHEAT43で韓国人ファイターのゴ・ウヨンを2R KOで沈めて復帰戦を勝利で飾っている。
▼RIZIN キックボクシングルール 3分3R(53.0kg)
瀧谷渉太(KSS健生館)
大﨑一貴(OISHI GYM)
また、初代Krush -55kg王者の瀧谷渉太と初代WMC日本フライ級王者の大﨑一貴が53kg契約で対戦する。
瀧谷は2018年3月にRISE参戦を果たすも連敗。しかし、同年8月の『RIZIN.12』でシュートボクシングの佐藤執斗とダウンの応酬の果てに判定3-0で勝利。さらに2019年2月には栄井大進も延長戦の末にTKOで撃破し、復活を遂げていた。しかし、3月のRISEスーパーフライ級(-53kg)次期挑戦者決定戦では政所仁に判定0-3で敗れ、リベンジ&王座挑戦権獲得はならず。今回のRIZIN2戦目で、大﨑一貴を相手に53kg契約で試合に臨む。
対する大﨑一貴は24勝5敗2分、うちタイでの戦績10戦9勝(8KO)1敗を誇るムエタイファイター。2018年8月からKING OF KNOCK OUT初代フライ級トーナメントに参戦し決勝進出、2019年3月に石井一成と対戦するも判定で惜敗した。5月には「HOOST CUP KINGS NAGOYA6」でKING剛に延長判定で復活勝利。軽量級ばなれした攻撃力、特に強力なローキックで15KOを重ね、巧みなガードワークも誇る。ルンピニー王座に最も近い愛知が生んだ“ワンダーボーイ”が地元開催のRIZINに初参戦を果たす。
▼RIZIN キックボクシングルール 3分3R(53.0kg)
堀尾竜司(TRY HARD GYM)
桜井宇宙(COMRADE)
また、第4第Krush -55kg王者の堀尾竜司と弱冠16歳の超新星・桜井宇宙の対戦も決定。Krush第四代-55kg王者の堀尾は、RISE、DEEPに参戦中。5月12日のDEEPでは、ケージの中で55kg契約で内藤凌太とドロー。6月の「RIZIN.16」では才賀紀左衛門の欠場を受け、ベテランの国崇相手に判定で勝利を収めている。
桜井は、大和ジム育ちでキック戦績は4勝1敗3KO。16歳でムエタイのプロ選手としてリングに上がり、2019年3月にMMA転向を機にCOMRADEへ移籍。4月28日の「Fighting NEXUS vol.16」では初代フライ級王者決定トーナメント1回戦を1R TKOで勝ち上がっている。また、5月には地元名古屋で行われたDEEP NAGOYA IMPACT 公武堂ファイトで、松岡疾人を1R 46秒、秒殺のTKO勝利で2連勝を飾っている。名古屋のスーパーノヴァがRIZIN初参戦でどんなファイトを見せるか。