2019年8月16日(金・現地時間)タイ南部のソンクラーにて開催されるムエタイのビッグマッチで、ラジャダムナンスタジアム認定ライト級王者セクサン・オー・クワンムアン(タイ)vsルンピニースタジアム認定スーパーフェザー級10位ロッタン・ジットムアンノン(タイ)、ラジャダムナンスタジアム認定ライト級3位ヨードレックペット・オー・ピティサック(タイ)vs同スーパーライト級2位セーンマニー・セーンマニームエタイジム(タイ)が決定した。
日本におけるセクサンやルンキットのマネージメントをしているMuayThai Super Fightが報じた
セクサンはタイのビッグマッチには欠かせないムエブー(アグレッシブに前へ出てムエタイの全ての技を使って戦うタイプ)のスター選手の一人。2015年9月のラジャダムナンスタジアムにて梅野源治を迎え撃ち、勝利を奪って梅野の進撃をストップした。同年にはラジャダムナンスタジアムの年間MVPにも選ばれている。3月に行われた世界トーナメント『RISE WORLD SERIES 2019』-61kgトーナメント1回戦では大雅を破り、7月21日(日)エディオンアリーナ大阪で開催される準決勝では第5代RISEライト級王者・白鳥大珠(TEAM TEPPEN)と対戦が決まっている。
ロッタンは2018年6月のRISEに初来日し、那須川天心と延長戦に及ぶ大激闘を繰り広げて日本でも一躍その名を轟かせた。同年11月にはRISE三階級制覇を成し遂げた裕樹にも勝利を収めている。近年は『ONE Championship』を主戦場にし、オープンフィンガーグローブ着用のムエタイルールで連戦連勝。こちらもムエブータイプであり、激闘間違いなしの一戦となった。
なお、ロッタンは8月2日(金)フィリピンで開催されるONE Championshipで、ONEフライ級ムエタイ世界王座に挑戦する試合が決まっており、連戦となる。
ヨードレックペットはムエタイの二大殿堂ラジャダムナンとルンピニー両スタジアムのライト級王座を同時に保持したことがあり、2018年4月のKNOCK OUTでは初代王者・森井洋介にTKO勝ちしてKNOCK OUTライト級王座を奪取。同年にはタイのスポーツ界で権威のあるサイアムスポーツ社認定のタイ・スポーツ大賞のムエタイ部門でMVPを獲得している。今年4月にはRISEスーパーフェザー級王者チャンヒョン・リーを破り、KING OF KNOCK OUTライト級アジアトーナメントで優勝するとともにKING OF KNOCK OUTライト級王座の初防衛にも成功した。
以上の3名は日本での活躍もありお馴染みの選手。未来日のセーンマニーは「近代ムエタイの最高傑作」とも称される天才テクニシャン。現在、タイで実力・人気ともトップと言われている選手だ。3月にタワンチャイ・P.KセンチャイムエタイジムにKOされたが、6月26日にはリベンジに成功している。
ムエタイファンのみならず、日本のキックボクシングファンも注目のビッグマッチだ。