ザカリア欠場のため、原口(左)の相手は第2代GLORY世界フェザー級王者アダムチャックに変更
2022年12月25日(日)東京・両国国技館にて、RISEとシュートボクシングが協力して開催する『Cygames presents RISE WORLD SERIES / SHOOTBOXING-KINGS 2022』の変更カードが、11月24日(木)都内にて行われた記者会見で発表された。
当初、原口健飛(FASCINATE FIGHT TEAM)との対戦が決まっていたGLORY世界フェザー級(-65kg)1位ザカリア・ゾウガリー(オランダ)は練習中に上腕二頭筋の怪我を負い、手術が必要となったため欠場。RISEとGLORYが話し合って出てきた候補の中から、セルゲイ・アダムチャック(ウクライナ)が代替選手として決まった。
アダムチャックは幼い頃からキックボクシング、ムエタイ、サンボなどの格闘技を経験。近年はオランダの名門マイクスジムで練習を重ね、強烈なローキックを得意とする。2015年6月の『GLORY 22』では一階級上のライト級であのマラット・グレゴリアンに判定勝ち。2015年11月には適正階級のフェザー級に戻し、GLORY2戦目にして第2代GLORYフェザー級王座に就いた。同タイトルは翌年7月の初防衛戦で失ったが、2018年のGLORYフェザー級コンテンダートーナメントでは優勝を果たしている。また、2015年にはK-1に初来日し、秋元和也に判定勝ちしている。戦績は40勝(15KO)13敗。現在GLORY世界フェザー級6位で、ISKAヨーロッパ・ウェルター級王座に就いたこともあるサウスポー。
伊藤隆RISE代表は「映像を見た感じは蹴り主体のコンビネーションと、北欧系のフィジカルの強いゴリゴリのパワーファイター。原口にとってはザカリア以上の強敵になった」と評した。
両選手とも会見は欠席。ビデオメッセージが寄せられ、アダムチャックは「私は国際的なマイクスジムから日本に来ます。皆さん、SNSのフォローよろしくお願いします。原口、キミの準備は出来ているかい? 押忍」とのメッセージ。
原口からは「まずはアダムチャック選手、急なオファーに関わらず受けていただきありがとうございます。対戦相手が変わってしまって自分的にはゾウガリー選手とやりたかった部分はあるんですけれど、自分は世界一強い男になりたくてやっているので誰が相手でも問題ないですし、誰が相手でも勝てる練習をしているので変わったからといって僕が動揺しているとかは全くないので心配しないでください。ゾウガリー選手は日本でも有名やし、やりたかったんですけれど怪我は仕方ないことなので必ずまた日本でやりましょう。今回勝って来年僕ももっと成長して前回やっておけばよかったなと思ってもらえるように強くなって、ゾウガリー選手を待っておきます。アダムチャック選手、心から来日を楽しみにしています。押忍」と、対戦相手の変更は問題なし、来年改めてザカリアと対戦したいと語った。