NCからの再戦、ネムコフ「僕は5Rマッチをずっとやってきた」、アンダーソン「何をしようとしているのか分かる」
またメインイベントでは、Bellatorライトヘビー級ワールドGP決勝&選手権試合(5分5R)として、RIZINでも活躍した王者ワジム・ネムコフ(ロシア)に、元UFCのコーリー・アンダーソン(米国)が挑戦しベルトを狙う。
ネムコフは、2020年8月に王者ライアン・ベイダーを右ハイキックでダウンを奪ってのパウンドで2RTKOに下し、王座獲得。2021年4月のGP1回戦&王座戦でフィル・デイヴィスに判定勝ちで初防衛&準決勝進出。2021年10月に5位の挑戦者ジュリアス・アングリカスを4R、キムラロックで極めて2度目の王座防衛に成功するとともに決勝進出した。
2022年4月の決勝では、コーリー・アンダーソンと対戦し、3R終盤に偶発的なバッティングでネムコフが左眉をカットし続行不可能となったためノーコンテストに終わっている。
仕切り直しのGP決勝&王座戦に臨むアンダーソンは、UFCで4連勝後、2020年2月のヤン・ブラホヴィッチ戦の1R KO負け後、UFCからBellatorに移籍。メルヴィン・マヌーフ、ドブレジャン・ヤシムラドフ、ライアン・ベイダーをいずれもTKOに下し、2022年4月の前戦でネムコフ相手にノーコンテストとなっている。
前戦では、序盤からテイクダウンを奪い、グラウンドの攻防で優勢に試合を進めたアンダーソンと、再戦に向けエメリヤーエンコ・ヒョードルと作戦を練ってきたネムコフは、どんな戦いを見せるか。
フェイスオフではニットの帽子をかぶったアンダーソン、ヒゲを蓄えたネムコフがともに向かい合うと、最後はアンダーソンから求めた握手に、ネムコフも右手を合わせている。
会見で王者は、「(アンダーソンは自分の勝利だったと言うが)自分はそうは思わない。僕は5Rマッチをずっとやってきたんだ。彼は疲れてきていたし、最後には自分が勝利していた」と、最終的には自分が勝っていたと主張。
アンダーソンは、「前戦では試合に入ると、彼が何をしようとしているのか正確にわかっていた。私が驚いたのは、彼はさほど力が強くないということだった」と自信を語っている。
ネクコフが1NCを含む10連勝で王座を守るか。それともアンダーソンが4連勝でベルトを巻くか。