(左から)石井、喜多村、メインイベントに出場する吉成名高、赤穂、竜哉
2022年12月11日(日)神奈川・横浜大さん橋ホール『ROAD TO ONE & Shimizu presents BOM37』の記者会見が、11月11日(金)都内にて行われた。
今大会は2部制で行われ、第2部『BOM37』ではフライ級(51.00kg)3分5Rで竜哉・エイワスポーツジム(エイワスポーツジム)vs.ネーウィン・コファイタイラン(タイ)、ミドル級(72.57kg)3分5Rで喜多村誠(ホライズンキックボクシング)vs.松島勲也(MSJキックボクシングジム)が決定。
会見に出席した喜多村は「自分は今回この試合で引退します。最後なので気持ちの入った試合をしてKOで勝って引退したいと思います」と、この試合を引退試合とすると発表。松島は会見を欠席したが「喜多村さんとは2度目になりますが(2019年10月=松島が判定勝ち)、今回はしっかり倒してスッキリ引退してもらいます。終わる者とさらに上を目指す者の違いを見せたい」とのコメントを寄せた。
喜多村は「松島選手とは1回やって判定負けしています。パンチとヒジの選手。その時は3Rでしたが今回は5Rムエタイルールなので、自分の得意なルールなので今回はしっかりKOで勝って終わりにしたいと思います」と、リベンジして有終の美を飾りたいとする。
竜哉は「僕は1年ぶりの試合になるので、その試合にあたり両親やいろいろな方の支えがあって戻ってくること出来たので恩返しが出来るように全力で戦います」と挨拶。対戦するネーウィンについては「自分の相手はタイの方で、まだ情報が分からないんですが、BOMに来るタイ人は本物しかいないのでしっかり仕上げて勝てるように頑張ります」と未知の相手を迎え撃つことになると話した。
また、会見にはゲストとしてOPBF東洋太平洋スーパーフライ級王者の赤穂亮も出席。赤穂は吉成名高、士門、竜哉らにボクシングを指導している。
赤穂は「名高が三冠獲った時に初めて観戦して、ボクシングにはない面白さがありました。今日、会見を見ていたらみんな話すのが苦手なのかと思いました。会長からお願いされて名高と竜哉と士門は見ています。皆さん分かるように名高は誰が教えても間違いない才能を持っている。でも竜哉と士門にいたっては初回の練習を見たら『これは大変な仕事を受けた』と思いました。パンチが全く出来ていなかった。でも練習が2人とも好きなので、士門は特にもっともっと練習したいと言っています。ウチに来ている選手にはパンチを見せてくれれば嬉しいかな。特に竜哉は復帰戦なので試合を見るのが初めてなので。名高は5Rになったと聞いたんですが、3Rでも変わらないと思います。どっちにしても3Rまでに決まると思っていますね。名高は心配ない」と、名高の勝利は間違いないと太鼓判を押した。
そしてもう一人、現在はK-1でも活躍する石井一成もゲストとして登場。「BOMは日本でも唯一のタイと同じルールでやっている団体で、日本ではなかなかムエタイが普及しない、ルールとして取り入れられない中、軸をブラさずムエタイルールを貫いている団体なので、出場している選手みんなでムエタイの強さを見せてもらって。今大会ではK-1からも参戦していただけるそうなので、僕もK-1に出ていますがムエタイファイターに迎え撃ってもらって僕を含めて打撃の凄いところ、ムエタイの凄いところを見せて欲しいです。ONEも加わって強い選手も出て来ると思うので、これを機にムエタイを世界に発信していって欲しいですね」と、ムエタイの強さを発揮してもらいたいと出場選手たちにエールを送った。