▼鹿児島鰻 presents スペシャルエキシビションマッチ 2分2R 判定なし
―武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/第4代K-1スーパーフェザー級王者、初代K-1フェザー級王者、初代K-1スーパーバンタム級王者、初代Krushフェザー級王者)
勝敗なし
―晃貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/第4代Krushバンタム級王者)
今年6月、キックボクシング史上最大イベント『THE MATCH』における那須川天心との伝説の一戦から初めてリングにあがる武尊。煽りVTRで「このタイミングしかなかった」と奇縁と生まれ故郷への恩返しを強調しつつ、エキシビジョンマッチながら“試合”と表現し続けてきたこの一戦。
両者共に初の地元・米子凱旋マッチとなる、まさにスペシャルなEXマッチは、果たして壮絶な内容となった。
1R、開始からカーフキックを織り交ぜた容赦ないローキックの連打を繰り出す武尊。シンガード(脛当て)越しとはいえ花相撲には必要ないえげつない攻撃に早くも本気度が見える。パンチの速度や強振具合も本番さながらで、体重差のある晃貴には気厳しい展開だが、必死に喰らいついて押される印象はない。
2R、晃貴のパンチをスリッピングアウェーの高等テクニックでかわしスピニングバックキックを見舞う武尊。ここまでは両者の笑顔が飛び交うサービス満点のエキシビションだった。が、ラスト1分、両者が申し合わせたに違いないグローブタッチを高速で交わし、火が出るような猛打を交換開始。それは武尊がK-1で数多魅せてきた名場面と遜色ない激しさ。
武尊は終始笑っているが、その印象は弟を慈しむ微笑みから“ナチュラル・ボーン・クラッシャー”の狂気的なそれに変化している。ゴング。まさに「金の取れる一戦」に大満足の拍手が会場に鳴り響いた。
●武尊のEXマッチ後、リング上インタビュー抜粋
「あの試合(那須川戦)の1週間後には次の試合のことを考えていたんで、こうして応援してくれる皆さんがいる限りは勝った姿を見せて終わりたいです。応援してくれる皆様と一緒に勝ってまた笑いたいです。次に向けて動いていて、先日K-1との契約満了の発表をしましたが、全然ネガティブな意味の契約解除じゃなくて、格闘技界、しがらみとか団体の壁とか国の壁とかいっぱいあるんですけど、そういうのがなくなる夢のある格闘技界にしたくて、そのための契約解除だったんで、僕はK-1に出ないわけでもないし、世界の格闘技界がひとつになってもっと盛り上がるための第一歩だと思っているんで、また近々いい発表ができると思うので、待っていてもらえるとうれしいです」
▼第3試合 73kg契約 3分3回戦(延長1ラウンド)
○肉弾子(米子ジム)
判定2-0 ※30-28、29-29、29-28
×閻魔大三(ナックルズGYM/M-1日本ミドル級5位)
▼前田慎介引退試合 エキシビションマッチ 2分2R 判定なし
―前田慎介(米子ジム/元INNOVATIONバンタム級7位、元MA日本バンタム級7位)
勝敗なし
―エース(ACE KICK BOXING)
▼第2試合 53.5kg契約 3分3R
○拳大(米子ジム)
TKO 3R 0分28秒 ※右ローキック
×フジモン魂(ナックルズGYM)
▼第1試合 58kg契約 3分3R
○颯大(米子ジム/KODOスーパーフェザー級5位)
KO 3R 0分59秒 ※左ストレート
×山口 稔(一神會館)
▼オープニングマッチ(アマチュア戦)第3試合 50kg契約 2分2R
○前田琉偉(米子ジム)
判定3-0 ※20-17×3
×大塚一護(ナックルズGYM)
▼オープニングマッチ(アマチュア戦)第2試合 63kg契約 2分2R
○尾坂剛志(米子ジム)
判定3-0 ※20-19×2、20-18
×吉田朋広(ナックルズGYM)
▼オープニングマッチ(アマチュア戦)第1試合 30kg契約 2分2R
△ 岩本 操哉(米子ジム/グローブ空手道連盟2021小学3・4年生軽量級王者)
ドロー 判定1-1 ※19-20、20-20、20-19
△ 久保田天空(男塾/ネクストレベル日本25kg級王者)