ムエタイ
レポート

【ムエタイ】ブアカーオが佐藤嘉洋を1RでTKO、9年ぶりのエキシビションでの再会は突然の幕切れ

2022/10/29 02:10

▼コー・メインイベント スーパーライト級 3分3R
×ルンキット・ボー.ルングロット(タイ)
判定0-3
〇ヨードレックペット・オー.アチャリヤ(タイ)


(C)RWS

 ルンキットは2018年10月に、ロッタンを破り16歳でラジャダムナンスタジアム認定スーパーフェザー級王者になったことで日本でもその名を知られるようになり、2019年3月には『RISE WORLD SERIES』に来日。-58kgトーナメントに出場したが、準決勝で志朗に敗れた。

 ヨードレックペットは2015年にラジャダムナンのライト級王座、2017年にはルンピニーの同級王座、そして2021年にラジャダムナンのスーパーライト級王座に就いた。2015年11月にラジャダムナンで梅野源治にTKO勝ちしたが、2016年10月に日本で再戦してラジャダムナンスタジアム認定ライト級王座を失っている。2018年4月、KNOCK OUTに再来日すると森井洋介をTKOに破りKNOCK OUTスーパーライト級王座を奪取。同年に開催されたKING OF KNOCK OUTスーパーライト級トーナメントでも優勝した。その後はロッタンやガオナーに敗れるなど黒星が増えたが、8月はセンマニー、10月はクラップダムに勝利して調子を上げている。


 1R、両者サウスポー。前に出るのはヨードレックペットで左ローを蹴れば、ルンキットは下がりながら左ロー&右ミドル。左ローを蹴るヨードレックペットは左ミドルも蹴るがこれはルンキットがカット。ルンキットはジャブでけん制し、左ロー&左ミドル。前蹴りでヨードレックペットを転倒させる。オープンスコアはジャッジ2名が10-9でルンキット、10-9でヨードレックペット。


 2Rも前に出るのはヨードレックペット。1Rよりも威力を増した左ローを蹴り、左ストレートも伸ばしていくが、ルンキットはスウェーでかわす。ルンキットが組み付くとヨードレックペットは左ヒジ。ヨードレックペットの左ストレートがヒットすると今度はすかさずルンキットが左ヒジを放つ。至近距離でパンチとヒジを打ち合う両者。1Rよりもかなり激しい展開に。ヨードレックペットは左ストレートを当てて前に出る。ルンキットは左ミドルで応戦し、首相撲に持ち込むがヒザにまで結びつかない。オープンスコアはジャッジ三者とも10-9でヨードレックペット。

 3R、ルンキットがこのラウンドは攻める。左ストレートから接近してのヒザ。ヨードレックペットの左フックに左ヒジを返す。組んでのヒザに持ち込むルンキットにヨードレックペットが左ヒジ。ルンキットは距離をとってジャブと前蹴り、飛びヒザ蹴りも繰り出す。ヒザ蹴りで自分が勝ったと確信したか、ルンキットは手を上げる。ヨードレックペットも攻めずに試合終了。


 判定は3-0で攻めの姿勢を貫いたヨードレックペットが勝利した。

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