2022年10月28日(金)東京・後楽園ホール『Krush.142』の前日計量&記者会見が、27日(木)都内にて13:00より行われた。
セミファイナルのライト級3分3R延長1Rで対戦する、瓦田脩二(K-1ジム総本部チームペガサス/第6代Krushライト級王者)は62.35kg、昇也(士魂村上塾/第4代Bigbangスーパー・ライト級王者)は62.5kgで計量をパス。
続いての会見で昇也は「勝つだけですね」、瓦田は「明日は自分らしく1Rから相手の勢いに飲まれないように、淡々と戦って最後は仕留めたいと思います」と、それぞれの意気込みを語った。
計量で互いを見た印象は「一緒です」とした昇也に対し、瓦田は「前回のこと(昇也が計量オーバー)は特に気にしてはいないんですけれど、今回計量をクリアしてもらって、お互いベストな状態でできるかなと思うので、楽しみにしています」とする。
4月の初防衛戦で大沢文也に敗れKrushライト級王座を失った瓦田は「いつも通り練習はしていたんですけれど、調整方法をただただ追い込むだけではなく、モチベーション高い状態で追い込み練習ができるように工夫しながらやってきました。あと今までは相手の動画をかなり研究していたんですが、今回はとにかく自分の良さを出せれば勝てるかなという方向にシフトチェンジしていったので、相手の動画を見て研究するよりも自分の良さを伸ばすスタイルで練習してきました」と、考え方を変えたという。
「自分らしく淡々と」という言葉については「1Rから前に出るのが自分のスタイルではないというわけではなく、『行かないといけない』と思って前に出るのと『今は行ける』と思って前に出るのでは全然違う。前回までは行かないといけないと自分を奮い立たせて前に出ていたんですけれども、今は冷静に戦いながらここで行けるというところで行くという、そういう戦い方が出来ればなというのがある。そういう面では、行くのは行くんですけれど、自分のペースの中でしっかり戦っていこうと思います」と、淡々と試合を進めるのではなく冷静に行くところを見極めて行くという意味だと説明した。
どんな試合をしたいかと聞かれると「向こうは勢いでガンガン前に攻めてくると思うので、自分はそこを上手く潜って最終的には自分の展開に持ち込めたらと思います。昇也選手も前に比べたらかなりパワーも付いて自信も付いていると思うので、それを粉砕してやろうと思います」と言い放った。
一方、昇也は「全て成長しています」「1RでKO決着ですかね」と全てひと言コメント。だいぶ減量で疲れている様子だったが、「素晴らしい試合になると思うので見ていてください」と健闘を誓った。