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【RIZIN】榊原CEO総括、梅野のムエタイ王座新設アピールはファンの熱次第、クレベル&サトシには「外国人選手の強豪をどんどん呼び寄せたい」

2022/10/23 22:10
 2022年10月23日(日)マリンメッセ福岡A館『湘南美容クリニック presents RIZIN.39』の大会終了後、榊原信行RIZIN CEOが大会総括を行った。  榊原CEOはまず「スダリオ剛の強さ、強さというか覚悟を決めて最後までスダリオには心が折れるような素振りもなかったし、最後まで戦う目をして結果、ああいう形でKO勝ち。相手も良かったと思いますけれども、ヘビー級ならではの迫力があり、それでいてヘビー級にはないくらいのスピーディーな展開を両選手見せてくれたいい試合だったと思います」と、セミファイナルでヤノス・チューカス(ルーマニア/ハンガリー)に2RでTKO勝ちしたスダリオ剛(HI ROLLERS ENTERTAINMENT / PUREBRED)を高評価。  第6試合で、トレント・ガーダム(Tiger Muay Thai & MMA)を1Rわずか21秒、左カーフキックでTKOして担架に乗せた梅野源治(PHOENIX)がアピールしたRIZINムエタイ王座の新設については、「今日のガーダム選手との試合、確かに梅野選手の強さが光った。ヒジの攻撃が見たかったですね。ヒジ見てないなと(笑)。僕が決めるというよりはファンの熱だと思うので、ここから少なからず梅野源治というムエタイをRIZINに持ち込もうとしている強力なキャラが誕生して、それがまた増殖するというか大きくなりつつあると思うので、そのチャレンジをしばらく続けていただいてその先にファンの声、熱というものが増幅されれば絶対ノーということではないと思います」と、時期尚早ではあるがファンの熱が高まって来れば可能性はあるとした。  第4試合で原口央(BRAVE)をTKOに破った中原由貴(マッハ道場)と、今回流れたヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)との対戦については「中原選手はONEでも3勝して実績・実力がある選手。日本人の他のファイターに聞いても本当に強いって評判が僕らにも届いていて。今回からはトップアスリートとやって、彼の本当の強さは外国人選手とやることによって見えてくるかなと思っていました。ただ2戦連続不幸(対戦相手の変更)なことになって、年末は無傷だと思うのでケラモフさえ治れば。ケラモフも大晦日へ向けて今回あけた穴を埋めたいということでスタンバイしてくると思うので、ケラモフvs.中原選手というカードで彼がどこまで。海外の強豪とやると中原選手の奥深さと言うか、あらゆる局面でのテクニックが見てもらえるんだと思うので、そういう骨のある選手を用意したいと思います」と、ケラモフの回復(椎間板ヘルニアにより欠場)次第では大晦日に実現する可能性もあるという。  牛久絢太郎(K-Clann)を破り、新RIZINフェザー級王者となったクレベル・コイケ(ボンサイ柔術)とRIZINライト級王者ホベルト・サトシ・ソウザ(ボンサイ柔術)の今後については「日本人との戦いも見たいと思いますし、我々からすると日本発世界に通用する舞台を作って行きたいという中で言えばぜひ世界の強豪を迎え入れてRIZINフェザー級、ライト級のベルトの価値を高められるチャレンジを共にしていけたらいいなと。外国人選手の強豪をどんどん呼び寄せたいと思います」と、海外勢との戦いをマッチアップしていきたいと話した。  また、クレベルが試合後インタビューで王者になったからファイトマネーをアップして欲しいと冗談交じりに言っていたことを聞くと「それは王者になれば上がって行かないとね(笑)。王者になって下がったらやってられないと思うので。そこはしっかり話し合っていきたい。少なからずプラスになる。でも王者になっていっぱいスポンサーも付くだろうし、プラスになるんじゃないかな(笑)」と答えた。
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