シュートボクシング
レポート

【シュートボクシング】MISAKIが女子ムエタイを131秒でKO、12・25両国で最強決定戦をアピール

2022/10/19 19:10
【シュートボクシング】MISAKIが女子ムエタイを131秒でKO、12・25両国で最強決定戦をアピール

女子ムエタイのトーナメント王者を全く問題にせずKOしたMISAKI 撮影/安村発

SHOOTBOXING 花やしき 2022
2022年10月19日(水)東京・浅草花やしき 浅草花劇場

▼メインイベント(第3試合) 46.0kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
〇MISAKI(TEAM FOREST/SB日本女子アトム級王者)
KO 1R 2分11秒 ※左ボディ
×ペッチャーダー・オー・ユッタチャイ(タイ/UMT48kgトーナメント王者)


 MISAKIはシュートボクシングの女子トップ選手で、2016年3月にプロデビュー、“猪突猛進女子”の異名通り、最初から最後までガムシャラに攻め続ける驚異のスタミナを武器に勝ち続け、2017年12月に無敗の女子高生・寺山日葵を破ってJ-GIRLSミニフライ級王座に就いた。同年7月のGirls S-cup -48kg世界トーナメントでは3位に。同年12月に寺山とのリマッチでJ-GIRLS王座を失い、2019年7月のSB日本女子ミニマム級王座決定トーナメント決勝戦で女神にまさかのTKO負けを喫し、負傷から長期欠場へ。


 再起戦となった2020年8月には『REBELS』のリングでぱんちゃん璃奈とREBELS-BLACK女子46kg級初代王座決定戦を争うも判定負け。2022年に入ってからはガムシャラな猪突猛進スタイルではなく、的確性を重視したファイトスタイルにチェンジし、2月のSBで祥子JSKを破ると12月のSB日本女子アトム級王座決定戦で勝利して王座に就くなど5連勝。戦績は19勝(2KO)7敗1分。


 今回の相手ペッチャーダーは50戦35勝15敗の戦績を持つ19歳。タイの女子強豪選手が集まったUMT48kgトーナメントで優勝しており、今タイの大手プロモーターもイチオシの選手だという。MISAKIにとっては2018年9月のラットチャプロン戦以来のムエタイ戦士との2度目の対戦となる。


 1R、左ミドルを蹴ってくるペッチャーダーにMISAKIは思い切り伸びる右ストレート。入り込むとボディを打つ。左前蹴りを受け流したMISAKIはすかさず左ボディをヒット。この一撃でペッチャーダーの顏が歪む。さらに左ボディを叩き込んでいくMISAKI。左ミドルを蹴って離れようとするペッチャーダーはロープ伝いに回り込んでいくが、MISAKIは左ボディからの右ストレートでダウンを奪う。



 最後はロープを背負ったペッチャーダーに右ストレートのフェイントから左ボディ。ペッチャーダーはたまらず倒れ込み、レフェリーが試合をストップした。


 MISAKIはマイクを持つと「見ていただいた通り今日はシュートボクシングルールでムエタイ王者を呼んでいただいたんですが、投げない絞めないと決めて戦いました。その理由は、12月25日、両国国技館のビッグマッチにつなげるため必ず打撃で倒すと決めて有言実行したので、シーザー会長、よかったら私にチャンスをください。45~46kgの選手でなかなか私の名前を上げてくれないんですけれど、本当に日本で一番私が強いと思っているので、今一番強いと言われている45~46kgの選手を当てていただきたいと思います」と、12・25両国出場とかねてから名を上げているRISE QUEENアトム級王者・宮﨑小雪戦をアピールした。

また、試合後のトークショーでは「先輩方に見られているってことで気合いも入っていたし、12月のビッグマッチに(笠原)弘希君、海人君が決まっているんですけれど私も肩を並べたいと思ったので。あと日曜日に宮﨑小雪選手がタイ人選手としょっぱい試合をしていたので私は必ず倒すと思って試合をしました。あと昨日、実はシーザー会長にボディで倒せと言われていて、顏で倒したあと、ボディで倒さなきゃと思っていました(笑)」との裏話も披露した。

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